新ブログ名「北欧、幸福の安全保障」新刊5月24日発売予定。

2021年に『スウェーデン 福祉大国の深層』が水曜社より商業出版して頂け、アマゾン国際情勢ランキングでも1位にしても頂けました。 この度、2024年5月下旬に2冊目の書籍として「北欧、幸福の安全保障」を発売予定です。内容は幸福度の高い北欧、特にスウェーデン、フィンランド社会を「幸福」という視点から多面的に捉えて記しています。 また、人々の幸福の大前提ともなるNATO加盟を含む安全保障についても記載しています。 全国の書店で販売予定なので、もし良ければお手にとりお読みください。 日本にも役立ち、より良い

スウェーデン「コロナ情報:公共テレビSVTによる最新ニュース(2/3)」

https://images.unsplash.com/photo-1584036561566-baf8f5f1b144?ixlib=rb-1.2.1&ixid=MnwxMjA3fDB8MHxwaG90by1wYWdlfHx8fGVufDB8fHx8&auto=format&fit=crop&w=1632&q=80

コロナ統計 2月3日(公共テレビSVTより)

スウェーデンの公衆衛生庁の最新の統計によると、水曜日以降コロナ感染により72人が新たに死亡したと報告されています。 スウェーデンでは合計16,100感染症で死亡しました。

 

合計で、スウェーデンでの確認されたコロナ感染数は、2,259,656に達します。これは、水曜日の最後の更新以降より、36,541人の増加を意味します。

 

ワクチン接種を受けた12歳以上の人々の割合は86.5パーセントに達し、83.6パーセントは2回の接種を受け、18歳以上の人々の50.3パーセントは3回のワクチン接種を受けました。
 

 

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スウェーデン「男たちを魅了する超高速ドローンレース」

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男たちを魅了する超高速ドローンレース

近年、ドローンが非常に普及しています。2021年の東京オリンピック開会式でも1824機のドローンが東京の空を舞いました。

 

https://www.drone.jp/wpdronenews/wp-content/uploads/2021/07/tokyo2020_111.jpg

 

また最近ではドローンレースの人気も高まっています。

 

2月2日のスウェーデン共テレビSVTによると、ドローンレースが近年ますます人気のあるスポーツになっており、ストックホルムにある無線飛行機クラブ(Radioflygklubb)ではスピードや技術好きの男たちを虜にしているとのことです。

 

www.svt.se

 

ドローンレースは操縦者がカメラゴーグル(FPV)をつけ、ドローンにつけられたカメラを通し操縦します。

 

ドローンのスピードは時速200キロにも達するため、カメラゴーグル(FPV)を通しての操縦は非常にスリリングを味わうことができます。

 

ドローン操縦者のフレドリック・チブリングさんは、

操縦中はアドレナリンが凄いでます!

と話しています。

 

カメラゴーグル(FPV)を通した操縦は、まるでスター・ウォーズ・エピソード1に出てくるポッドレーシングを実際にしているような体験です。

 

下記に実際のドローンレース動画がありますので宜しければご視聴ください。

 

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スウェーデン「社会経済的脆弱地域: 失業大でドラッグ販売で生活支える移民系住民」

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スウェーデンにおける脆弱地域

現在、スウェーデンでは拳銃事件やギャングによる凶悪犯罪が非常に増加しています。

防犯協議会(Brå)からの最新調査によれば、外国生まれとその子供たちは、スウェーデン生まれの両親を持つスウェーデン生まれの子供よりも、犯罪の疑いがある可能性が2.5〜3倍高くなっていると報告されました。

 

スウェーデンでは外国生まれの人たちが多く集まる地域が存在しています。そしてこうした地域では実際に犯罪も多く引き起こされています。

 

警察は地域警察95全てで脆弱地域に関する情報収集を毎年行い、犯罪が社会的経済的にも低い地域と結びついている事を示す脆弱地域リストを2015年より2年ごとに作成しています。

 

スウェーデンにおける脆弱地域の状況地図 2021

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polisen.se

警察が作成する脆弱地域リストは3つのエリアに分けています。

危うい地域

犯罪者が地域社会に影響を与える低い社会経済的地位を特徴とする地理的に区切られた地域。その影響は、犯罪者が権力を握って地域社会を支配しようとするというよりも、地域の社会的状況に関連しています。

影響力は、たとえば脅迫や恐喝による直接的な圧力、または次のような間接的な圧力で構成されます。

    第三者に危害を加える危険性のある公共の暴力行為
    麻薬密売がされる
    社会に対する率直な不満

その結果、その地域の住民は不安を抱き、犯罪報告や法的手続きをする傾向が低下します。状況は深刻であると考えられています。

リスク地域

脆弱領域のすべての基準を満たしているが、特に脆弱な地域を特徴付ける基準を満たしていない地域。しかし、状況は非常に憂慮すべきものであり、差し迫ったリスクがあり、適切な対策が講じられていない場合、その地域は特に脆弱となるリスクがあります。

極度に危うい地域

法的手続きへの参加を一般的に躊躇することを特徴とする地理的に区切られた地域。また、その地域での目撃者、原告、および申立人に対して組織的な脅迫や暴力行為が存在する可能性がありますこの地域の状況は、警察が任務を遂行することが困難またはほとんど不可能であることを意味し、作業方法または設備の定期的な適応が必要です。多くの場合、正常化が行われ、警察も住民も地域の逸脱した状況を反映することはありませんでした。

特に脆弱な地域には、ある程度次のものも含まれます。

    平行した社会構造
    信教の自由や強いものの体系的な違反などの過激主義
    人権と自由を制限する原理主義の影響
    紛争地域での戦闘に参加しにいく人
    犯罪者の集中度が高い

追加の悪化するタスクは、特に露出した地域のすぐ近くに他の露出した地域があるかどうかです。その場合、エリア内の犯罪者またはネットワーク間のコラボレーションのリスクがあります。状況は緊急であると考えられています。 

 

polisen.se

社会経済脆弱地域: 失業大でドラッグ販売で生活支える移民系住民

そうした脆弱地域の1つでリスク地域に指定されるボルレンゲ市シャナ・エンガー地域に関する記事がスウェーデン共テレビSVTで報じられています。

 

記事によれば、ボルレンゲ市シャナ・エンガー地域で安全ベストを着て生活のために麻薬を売っている20代のソマリア人男性グループはSVTのインタビューに答え、脆弱地域であるシャナ・エンガー地域での生活について語っています。

 

若者男性グループによると、失業により不安が生み出されており、権力やお金を持っている人たちがこうした問題を解決すべきだと話しています。

 

またSVTは若者グループに次のような質問をしています。

SVT:あなた自身の責任はありますか?

私の責任? はい、より良い地域づくりのために私は何もできない。 できれば、やったでしょう。

 

SVT:なぜアドバイスを受けなかったのですか?

ええ、わかりました。ただこの地域は影響を受けています。 学歴がなく社会制度についてあまり知らない親がいる場合、親はあまり役に立ちません 

 

ボルレンゲ市シャナ・エンガー地域は、警察が2015年に脆弱地域リストを作成して以来、リスク地域に分類されています。警察はこの地域の「極度の」失業が犯罪の増加につながる可能性があると報告しています。

 

もちろんこうした脆弱地域がスウェーデン全体であるわけではありません。

しかし近年スウェーデンではこうした脆弱地域が広がる状況となっています。

 

ハンガリー動乱、旧ユーゴスラビア紛争やアフガン・イラン戦争などのたび難民を積極的に受け入れ「人道大国」と呼ばれ、2017年に人口は1012万人まで増えました。

 

しかしこのうち外国生まれは188万人、移民二世は56万人であり、外国背景を持つ人口割合が24.1%にまで達しています。

 

そして難民としてやってきた人たちはその後、言語問題、教育問題によりスウェーデン社会に馴染めず仕事も見つからず、社会的経済的に低い立場に追いやられています。

 

そうした社会的経済的に低い立場の人たちが多く集まる脆弱地域では、生活のためにドラッグを売る若者も出てきています。

 

今回SVTのインタビューを受けた生活のためにドラッグを売るソマリアの若者の1人は、

私たちはスウェーデンに住んでいます。しかし同時にスウェーデンに住んでいないのです。

と答えています。

 

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Polisen「Kartgränser utsatta områden i region Bergslagen 2021」

https://polisen.se/siteassets/dokument/ovriga_rapporter/region-bergslagen-kartgranser-utsatta-omraden-2021.pdf/download?v=1ff51fc1dc08672766d18a1bb209e31b

 


著書「東京新聞・中日新聞に広告掲載予定 (2月3日):スウェーデン 福祉大国の深層」

著書「東京新聞中日新聞に広告掲載予定 (2月3日):スウェーデン 福祉大国の深層」

著書「スウェーデン 福祉大国の深層」が2月3日の東京新聞中日新聞の広告枠で掲載予定です。

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東京新聞中日新聞の広告

 

日本ではよく福祉大国と報道じられるスウェーデンですが、1990年以降徐々に市場主義へ路線をシフトし、シリア紛争以降は移民もさらに増え多くの問題に直面しています。

 

そうした現在のスウェーデンの実情や社会構造をスウェーデン新聞、論文を元に調査分析し記した書籍です。

 

ご興味がございましたら全国大手書店・アマゾンなどにて販売してますのでご高覧ください。

 

スウェーデン「コロナ情報:公共テレビSVTによる最新ニュース(2/1)」

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コロナ統計 2月1日(公共テレビSVTより)

スウェーデンの公衆衛生庁の最新の統計によると、先週の金曜日以降コロナ感染により106人が新たに死亡したと報告されています。 スウェーデンでは合計15,961感染症で死亡しました。

 

合計で、スウェーデンでの確認されたコロナ感染数は、2,183,910に達します。これは、先週の金曜日の最後の更新以降より、113,454人の増加を意味します。

 

ワクチン接種を受けた12歳以上の人々の割合は86.7パーセントに達し、83.5パーセントは2回の接種を受け、18歳以上の人々の48.8パーセントは3回のワクチン接種を受けました。
 

 

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スウェーデン「精神病院から犯罪者が逃亡し1人刺殺、ヨーテボリ市だけで精神病院から犯罪者17人逃亡」

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精神病院から犯罪患者が逃亡し1人刺殺、ヨーテボリ市だけで精神病院から犯罪患者17人逃亡

2021年1月2日にストックホルム市のリスネ地区でATMにいる男性を刺殺したとして20代の犯人を逮捕する事件がありました。

 

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2021年1月6日のスウェーデン共テレビSVTによれば、警察は犯人を逮捕しましたが、犯人は2017年12月13日にストックホルム市のエンスケデ地区で学校を襲撃し1人が刺殺した犯人と同一犯であり、逮捕後に有罪判決を受けたものの精神障害ありとして犯罪精神科治療施設へ送られていた犯人でした。

 

しかしその後この犯人は犯罪精神科治療施設から逃亡し、1月2日にリスネ地区で男性を刺殺する事件を再び起こしたのでした。

 

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1月14日のSVTによると、ストックホルム地域ではフッディンゲ地区にあるヘリックス精神病院のみで最高セキュリティレベル下の犯罪精神科治療を提供しています。

 

しかしストックホルム犯罪精神科治療施設の管理者によると、今回の犯罪患者の逃走2016年から5回目(5年間で5回)となり、これらすべての逃走は散歩中に起きたとのことです。

 

ただ逃走中に別の犯罪が起きたケースは今回が初めてとのことです。

 

近年、犯罪精神科治療施設からの逃走が数多くあります。穏健党のヨハン・フォルセル議員は政策が維持されていないと考え、

これは少し盲点のようであります

と述べています。

 

www.svt.se

 

さらに2022年1月17日のヨーテボリ新聞によれば、2021年10月にヨーテボリ市犯罪精神科治療施設ロゴーデンから有罪判決を受けた殺人犯が逃亡しましたた。

 

また記事によれば2021年に患者の逃亡事例はヨーテボリ市だけで17回にも及び、その5つ事例は他者への危険性があると考えられた事例であったとのことです。

 

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SVTの記事でも記されているヨハン・フォルセル議員の発言からもわかるよう、近年国内の犯罪精神科治療施設から非常に多くの犯罪患者が逃走し、中には殺人犯も逃走しており、実際にさらなる殺人事件が引き起こされる事例もでてきているのです。

 

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スウェーデン「強制送還を受けた外国人1万人以上、国内滞在の可能性」

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強制送還を受けた外国人1万人以上、国内滞在の可能性

1月24日のスウェーデン共テレビSVTによると、2021年に移民局により住居許可申請却下された者1万8000人が警察に報告され、そのうち1万人以上が強制送還を受けたと報じています。

 

しかし強制送還者たちが実際に本国に戻ったか、現在もスウェーデンに滞在しているのか、移民局も警察も誰も把握していないと報じています。

 

国境警備隊長のカイザ・ヴェルデン氏は、

私たちの社会には、私たちの知らない誰もコントロールできない人々がいます。

と述べています。

 

スウェーデン社会の影であり、法的権利のない国からの書面記載ない人たちは、これまでも移民議論で繰り返されてきた問題ですが、現在この問題が再びとても話題となっていると報じています。

 

しかし移民管理局も警察当局も、実際にどれだけの書面にも記されていない人たちがスウェーデンにるのか人数を把握できていないとのことです。

 

2021年スウェーデン移民管理局は、居住許可申請が却下された人物に関して1万8,000件以上の事件を警察に引き渡しましたが強制送還されておらず、移民管理局は警察はさらなる努力が必要であると評価しています。

 

国境警備隊長のカイザ・ヴェルデン氏拘留場所不足が問題であり、多くの拘留場所設置が国境警備隊には必要であるとし、

追放できるまで人々を拘留できるようにすべきです。

と述べています。

 

増加する外国人背景者による犯罪

近年、スウェーデンでは中東・アフリカなど外国を背景にもつ人を非常に多く街で見かけるようになりました。確かにスウェーデンは移民の国であり多くの移民・難民を受け入れています。ですがそれにしても最近の街中での外国人背景者の急増は目に留まるようになりました。また近年拳銃事件などの凶悪犯罪も増加しています。

 

2021年のスウェーデン防犯協議会Bråによれば、スウェーデンで生まれた両親をもつ国内生まれの人より、外国生まれの人は2.5倍犯罪疑惑が高いと報告書がだされました。

 

また外国生まれの両親をもつ国内生まれの人は、スウェーデンうまれの両親をもつ国内生まれの人よりも3倍高い犯罪疑惑とのことです。

 

Brå『Ny Bråstudie: Misstänkta för brott bland personer med inrikes respektive utrikes bakgrund』25 augusti, 2021

https://www.bra.se/om-bra/nytt-fran-bra/arkiv/press/2021-08-25-ny-brastudie-misstankta-for-brott-bland-personer-med-inrikes-respektive-utrikes-bakgrund.html

www.svt.se


2021年8月27日のヨーテボリ新聞によれば、致命的な暴力や強盗の疑惑は、外国生まれの両親を持つ人では国内生まれの両親をもつ人々に対して10倍ほど高いとのことです。

 

www.gp.se

 

1月24日のSVTの記事から、スウェーデン滞在許可がなく強制送還者を受けている人たちが1万人以上もおり、いまだ国内に法的権利なくとどまっている可能性も高いことが知る明らかになりました。

 

ただこの1万人という人数は2021年だけの人数であるので、これまでの強制送還者を含めれば非常に大きな人数の滞在許可のない外国人がスウェーデンに現在もいると考えられます。

 

こうした法的滞在許可のない外国人により、スウェーデンにおける犯罪率が高まる要因の1つになっているのかもしれません。

 

kon-51.hatenablog.com




 

 

 

スウェーデン「警察装い強盗:100歳近いお年寄り2人から金品強奪」

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警察装い強盗:100歳近いお年寄り2人から金品強奪

1月9日のスウェーデン共テレビSVTによると、警察官を装った2人の男が、ヨーテボリ市内に住む100歳近い2人女性から宝飾品や数千クローナ(数万円)を強奪したと報じています。

 

この2にの高齢者の事件は別々のものですが、両事件とも少なくとも2人の男性が警察官を装っていたと述べています。

 

この高齢者の話によれば、自宅にいた際ドアベルが鳴り出ると、警察官と装う男が所持品、銀行カード、宝石を保管するために訪ねてきたとのことです。

 

1人の高齢者女性は口座から1万5,000クローナ(約1万8600円)が盗み取られ、

もう一人は宝石、クレジットカード、暗証番号、口座からも5,000クローナ(約6万2000円)が盗まれたとのことです。

 

現在警察はまだ容疑者を捕まえていません。

 

警察の報道官トーマス・フックスボリ氏はこうした犯罪は初めてではなく、以前にポーランド語を話すヨーテボリの人たちを対象に起きていたとのことです。

 

今回の事件において犯人は高齢者女性に「警察が貴重品を保管する」と言っています。

 

しかし警察のスポークスマン、トーマス・フクスボルグは、

警察も他の当局も、「貴重品を保管する」ことは決してない。

とのことで警察の信頼を損なう事件と述べています。

 

高齢者や警察官を装った卑劣な犯罪です。こうした犯罪がまた起きないでほしいものです。

 

www.svt.se


スウェーデン「金融詐欺: 詐欺会社がこの1年で30%急増、仮想通貨からみ詐欺多数」

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金融詐欺: 詐欺会社がこの1年で30%急増、仮想通貨からみ詐欺多数

コロナ感染が始まった2020年以降、暗号資産が値上がりしています。

 

2021年8月18日の日テレNews24によれば、

コロナ禍において、ビットコインを始めとする暗号資産が値上がり傾向にあります。その背景とは何か?暗号資産と仮想通貨、何が違う?暗号資産が中米でも注目されるワケとは?そして暗号資産の将来を専門家はどうみている?知っておきたい暗号資産の話をまとめました。(国際部・後藤大海)(澁谷アナ)

 

NEWSイチから解説。18日のテーマは「コロナ禍で暗号資産が値上がり傾向」です。

 

「暗号資産」はインターネット上でやりとりできる財産的価値、デジタル資産です。今、暗号資産市場の時価総額が、一時219兆円を上回るなど値上がり傾向が続いています。

 

www.news24.jp

 

しかしそうした暗号資産の値上がりを利用し、金融詐欺も増えてきています

 

1月19日のスウェーデン共テレビSVTによると、スウェーデン金融監督局は現在金融詐欺が多発しており、何千もの詐欺企業によるWebサイトがあるため、これらの詐欺企業をリスト化し注意するように警告を出しています。

 

スウェーデン金融監督局によればこうした詐欺企業の数は1年で急激に増加し、

詐欺会社とウェブサイトの数は、1年間で30%増加して約2,800になりました。

 

よく詐欺に利用されるのは、多くの場合、仮想通貨ビットコインへの投資です。

 

スウェーデン金融監督局の財務検査官ミカエル・サンダール氏は

こうした(金融詐欺への)警告は外国の金融当局と協力して出しており、過去1年間で大幅に増加しました。

と述べています。

 

詐欺師は、ロンドンやストックホルムにある金融街の偽住所を記したWebサイトを持つことがよくあります。また現在、こうした詐欺はよく仮想通貨ビットコインに関するものが多くあります。

 

またミカエル・サンダール氏は、

(仮想通貨への)知識のレベルがあまり高くない人もいるため、詐欺師は真実ではない発言ができています。

また(仮想通貨ビットコインレッドの)急激な上昇により、実際にそれを販売しとても素早くお金を稼ぐことが可能です。

と述べています。

 

www.svt.se

 

素早く資産を増やす可能性の高い暗号資産を利用した金融詐欺が現在が横行しており、取引の際には注意も必要であるようです。

 




スウェーデン「コロナ情報:公共テレビSVTによる最新ニュース(1/26)」

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コロナ統計 1月26日(公共テレビSVTより)

スウェーデンの公衆衛生庁の最新の統計によると、火曜日以降コロナ感染により75人が新たに死亡したと報告されています。 スウェーデンでは合計15,768感染症で死亡しました。

 

合計で、スウェーデンでの確認されたコロナ感染数は、1,922,990に達します。これは、火曜日の最後の更新以降より、50,495人の増加を意味します。

 

パンデミックが始まって以来、8,527がコロナ感染で集中治療を受けています。

 

7,543,618が2回のワクチン接種を受けています。 これは12歳以上の人口の83.5パーセントに相当します。

 

3,680,402が3回のワクチン接種を受けました。 これは18歳以上の人口の44.3パーセントに相当します。 

 

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デンマーク「コロナ情報:全ての規制を撤廃予定(1月31日頃)」

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デンマーク「コロナ情報:全ての規制を撤廃予定(1月31日頃)」

1月25日のスウェーデン共テレビSVTによると、デンマークでは全てのコロナ規制を撤廃する予定であると報じられています。

 

SVTによると、

デンマークがすべての(コロナ)規制への撤廃準備ができている理由としては、エピデミック委員会がコロナを「社会的に重大な病気」として分類しなくなったためです。これは、デンマークの新聞ユランズ・ポステンに記されています。

 

新聞によると、メッテ・フレデリクセン首相は、今夜午後6時に首相委員会で講演をしこのことを発表する予定です。

 

コロナを社会にとって危険なものとして分類すべきかどうかについての勧告は、2月5日に行われる予定です。 しかし、新聞ユランズ・ポステンによれば、すべての規制は早ければ1月31日に解除される予定です。

 

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jyllands-posten.dk




スウェーデン「コロナ情報:公共テレビSVTによる最新ニュース(1/25)」

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コロナ統計 1月25日(公共テレビSVTより)

スウェーデンの公衆衛生庁の最新の統計によると、先週の金曜日以降コロナ感染により19人が新たに死亡したと報告されています。 スウェーデンでは合計15,693感染症で死亡しました。

 

合計で、スウェーデンでの確認されたコロナ感染数は、1,922,990に達します。昨日は1,657,611人でした。これは、先週の金曜日の最後の更新以降より、138,985人の増加を意味します。

 

パンデミックが始まって以来、8,507がコロナ感染で集中治療を受けています。

 

7,538,117が2回のワクチン接種を受けています。 これは12歳以上の人口の83.4パーセントに相当します。

 

3,608,460が3回のワクチン接種を受けました。 これは18歳以上の人口の43.4パーセントに相当します。 

 

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スウェーデン「約4770億円の資金洗浄:4大銀行スウェーデン銀行の元CEOが起訴」

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約4770億円の資金洗浄:4大銀行スウェーデン銀行の元CEOが起訴

1月4日のスウェーデン共テレビSVTによると、経済犯罪当局は、スウェーデン銀行(スウェドバンク)元CEOビルギット・ボンネセンを起訴していると当局がプレスリリースに記したことを報じています。

 

起訴状内容は主に重大詐欺、次に重大な市場操作に関するものです。

 

経済犯罪局最高検察官兼予備調査リーダーのトーマス・ラングロ氏は4日にCEOのビルギット・ボンネセンを起訴しました。

 

この犯罪は、銀行の元CEOが故意または重大な過失により、 一般市民または会社利害関係者間において、 エストニアにあるスウェドバンク事業でのマネーロンダリング疑惑防止、検出、防止、報告への銀行措置に関する誤解を招く情報を広めたことにある。

とプレスリリースでトーマス・ラングロ氏は語っています。

 

検察官によると、この犯罪行為は2018年10月23日から24日、2019年1月29日、および2019年2月20日に行われました。

「この情報は、金銭面において会社評価へ影響を与え、損害を引き起こすのに適しています。」

 

重大な詐欺に対する罰則は、最低6か月、最高6年の懲役であります。

 

ビルギット・ボンネセンの弁護士であるペア・E・サミュエルソン氏は、クライアントが重大な詐欺や内部情報の不正開示の告発について無実であると述べています。

 

4大銀行元CEOが起訴されるのはスウェーデン銀行史上初めてだとのことです。

 

www.svt.se

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このウェーデン銀行の元CEOビルギット・ボンネセンが起訴される事件は、

スウェーデン 福祉大国の深層でも記しましたが、2019年に起きた欧州北部で広がるマネーロンダリング資金洗浄)疑惑に、スウェーデンの銀行スウェドバンクも関与していたことが発覚したことに端を発します。

 

2019年の経済金融情報を配信するアメリカのBloombergによれば、

欧州北部で広がるマネーロンダリング資金洗浄)疑惑に、スウェーデンの銀行スウェドバンクも飲み込まれつつある

 

スウェドバンクの広報担当を務めるガブリエル・フランケ・ロダウ氏は、疑わしい取引があったことが判明し、警察に通報したと認めた。同行はバルト3国で最大の銀行。

 

これに先立ち、スウェーデン公共放送SVTはスウェドバンクの顧客約50人が2007年から15年に同行とデンマークのダンスケ銀行との間で約400億スウェーデン・クローナ(約4770億円)の資金を移動させていたと報じた。この顧客らは全員、「マネーロンダリングの疑いについて明らかな警戒信号」が発せられていたという。ロダウ氏はスウェドバンクとしてこれらの数字は「認識していない」と述べた。

 

これを受けて20日ストックホルム株式市場では、スウェドバンク株が一時8%安と急落。スウェドバンクはこれまでダンスケ銀を中心とする資金洗浄疑惑への関与を強く否定し、ビアギッテ・ボンネセン最高経営責任者(CEO)は経営陣が疑惑を調査したが関連は何も見当たらなかったと繰り返し述べていた

 

www.bloomberg.co.jp

 

2019年2月にスウェーデン経済犯罪局は、内部情報の不正開示の疑いとしてスウェドバンクへの予備捜査が開始されました。

 

その後2019年3月にスウェドバンク銀行の総会でCEOビルギット・ボンネセンはCEO職から解雇されました。

 

2020年の春、ビルギット・ボンネセンは犯罪の疑いがあると通告されました。

 

www.bloomberg.co.jp

 

スウェーデン経済犯罪局は2020年末わりにの予備捜査を終了し、2021年初めビルギット・ボンネセンへ最終通知を送りましたが、この年に何度も起訴決定が延期されてきたのでした。

 

しかしスウェーデン経済犯罪局はとうとう2022年に、スウェーデン銀行(スウェドバンク)の元CEOビルギット・ボンネセンを起訴を決定したのでした。

 

一般的にスウェーデンでは不正や汚職がないイメージを持つ人も多いかもしれませんが、スウェドバンクがデンマークのダンスケ銀行との間で約400億クローナ(約4770億円)もの資金洗浄により元CEOが起訴される不正事件が発生していたのでした。

 

またスウェーデンではスウェドバンクのこの資金洗浄以外にも数多くの民間企業による大規模な不正事件が発生しています。詳しくお知りになりたい方はスウェーデン 福祉大国の深層お読みください。

 


スウェーデン「出会い系サイト: 若者の間で売春増加、性産業の拡大懸念」

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日本におけるSNSに起因する事犯の被害児童数

携帯により多くの情報が簡単に得られるようになった現在、人々のコミュニケーションや社会システムも携帯の普及以前とは大きく変わりました。

 

出会い系サイトも携帯で利用できるようになり、出会いの場として広まっています。

人々が簡単に出会えるようになった半面、出会い系サイトなどのSNSを通した犯罪も広まっています。

 

令和元年の日本の警察庁の長官官房の資料からも、SNSに起因する事犯の被害児童数が増加している事がわかります。

 

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警察庁 長官官房「令和元年の犯罪情勢」

https://www.npa.go.jp/news/release/2021/r3_1_report.pdf

 

出会い系サイト: 若者の間で売春増加、性産業の拡大懸念

こうした出会い系などSNSによる児童被害は日本だけではなく、スウェーデンでも問題となっています。

 

2021年10月7日のスウェーデン共テレビSVTによると、若者がシュガーデート(援助交際)を通じ売春行為がおきることがあり、若者は危険性を知ることが重要であると警察が述べています。

 

ベルグスラーゲン警察地域で売春と人身売買を捜査するフレドリック・ブラー氏は、

若い女の子は出会ったときに男性が何を求めているか常に知っているとは思えません。

述べています。

 

スウェーデンではシュガーデート(援助交際)サイトが数年前に登場し、多くの場合男性が若い女性に金銭を与え贅沢な生活できるように甘やかすことが目的であり、売買につながることが多いようですが、警察が取り締まるのは難しいとのことです。

 

フレドリック・ブラー氏は、

売春である必要がないという意味で、シュガーデート(援助交際を取り締まる事)は難しい。我々の知る事例の中には、特に女の子がこうしたデートでひどい時間を過ごし売春につながることがわかっています。警察としてはできる限り積極的に対策に取り組むことが重要です。

と語っています。

 

また警察が最も懸念しているのは、18歳未満の若い女の子がこれらのシュガー(出会い系)サイトにどのように惹きつけられるかです。

 

警察として最も重要なことは、若い人たちがこうしたサイトを利用しないように、若者に手を差し伸べることです。

とフレドリック・ブラーは話しています。

 

www.svt.se

 

またSVTの別の記事では、シュガー(出会い系)サイトは、性産業の拡大における大きな割合を占めており、通常の売春と同等であると記されています。

 

エレブルー大学のジェンダー研究者であるレナ・グンナルソン氏によれば、女性が何かを買うために男性へお金を要求することは問題であり、シュガーデートによる男性との親密性から暗黙の期待をもっているとのことです。

 

レナ・グンナルソン氏は、

女の子は男性から恩恵を得て少し贅沢に暮らせると考えるかもしれません。

しかしこうしたことにより、女性のセクシュアリティが男性に常に利用されるジェンダーあり方をさらに強化しています。私はこうした状況は大きな問題だと思います。

と話しています。

 

www.svt.se

 

スウェーデンでも出会い系サイトによる援助交際や、そのサイトを通じ男性からの金銭援助を期待する売春行為も増え、またシュガーサイトはスウェーデンにおける性産業の主要になっているとのことです。

 




スウェーデン「子供から戦争不安の声: Tiktokでロシアとスウェーデンの戦争動画拡散」

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子供から戦争不安の声: Tiktokでロシアとスウェーデンの戦争動画拡散

現在ロシアがウクライナを進行するのではないかと騒がれています。

 

1月19日のNHKによれば次のように記されています。

緊張が続くウクライナ情勢をめぐり、アメリカのホワイトハウスの報道官は「ロシアによるウクライナへの攻撃は、いつ起きてもおかしくない」と危機感を示しました。
一方、アメリカとロシアの外相会談が今月21日にスイスで行われることになり、事態の打開につながるのか、重要な局面となっています。

 

ウクライナ国境周辺では、隣国のロシアがおよそ10万人とされる軍の部隊を展開し、緊張が続いています。

 

www3.nhk.or.jp

 

こうしたロシアによるウクライナへの侵攻はスウェーデンにも影響を及ぼしています。

 

現在スウェーデンバルト海にあるゴッドランド島へ軍隊を展開し警戒を強めています。

https://kon-51.hatenablog.com/entry/2022/01/20/080000

 

 

こうした緊迫するロシア・ウクライナ情勢は、スウェーデンの子供たちにも不安を広めていると1月17日のスウェーデン共テレビSVTでは報じています。

 

記事によれば、ゴットランド島におけるスウェーデン軍展開の後、スウェーデン戦争が起こることを示唆するビデオソーシャルメディア、特に子供たちがよく利用するTiktokで広まりました

 

Tiktokのコメント欄には、子供たちの不安が目立っています。

 

それというのはくの子供や若者に利用するTiktok

「今、戦争が来る」

「ロシアはスウェーデンを爆撃する」

というような動画が拡散しているためです。

 

そのため子供たちの間でスウェーデンが戦争の危機に瀕しているというイメージを広がっているとのことです。

 

www.dn.se

  

SVTには、スウェーデンで何が起きるのか、ロシアが攻撃をしてくるのか、戦争が本当に起きるのかどうかの質問が、多くの子供たちからあるそうです。

 

SVTデジタル編集者のソフィア・ガルシア・ハセルベリ氏は、

個人的に最近たくさんのコメントをいただきました。こうした同じような(不安からの)質問は、おそらくエイナルが昨年10月に亡くなったときでした。

と述べています。

 

(昨年、若者に人気ラッパー・エイナルはギャングにより銃殺されました)

kon-51.hatenablog.com

 

現在のロシア・ウクライナ情勢は、隣国であるスウェーデンにも影響を与えており、連日のようにゴッドランド島でのスウェーデン軍展開がニュースとなっています。

 

こうした国際情勢がソーシャルメディアで過剰な戦争勃発への危機感へのイメージを拡散し、子供たちにも不安を抱かせる状況となっています。

 

www.svt.se