スウェーデン 福祉大国の深層 続報!

『スウェーデン 福祉大国の深層』を水曜社より商業出版(政府刊行物)して頂けました。読者の方からの要望を頂きスウェーデンの時事ニュースを主な内容とし、日本にも役立ち社会貢献にもつながるようなブログを記させて頂きます。

スウェーデン「外国生まれが2.5倍 先住より犯罪率が高い(防犯協議会レポートより)」

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スウェーデンではこの数年間だけでも、凶悪犯罪や銃犯罪が急増しています。ほぼ毎日のようにスウェーデンの新聞やニュースで銃撃事件が報道されています。

 

こうした増える犯罪に対し、移民・難民増加と関係があるのではないかと指摘もされてきましたが、人種差別に当たり、証拠もなく、政府の進めている移民政策の失敗ににもつながるため、移民と難民増加には関係がないとされてきました。

 

しかし最近の防犯協議会Bråによる調査で、移民系スウェーデン人による犯罪が、先住のスウェーデン人による犯罪を大きく上回っていることが公式発表されました。

 

Brå『Ny Bråstudie: Misstänkta för brott bland personer med inrikes respektive utrikes bakgrund』25 augusti, 2021

https://www.bra.se/om-bra/nytt-fran-bra/arkiv/press/2021-08-25-ny-brastudie-misstankta-for-brott-bland-personer-med-inrikes-respektive-utrikes-bakgrund.html

 

 

8月25日のスウェーデン共テレビSVTによれば、

外国生まれとその子供たちは、スウェーデン生まれの両親を持つスウェーデン生まれの子供よりも、犯罪の疑いがある可能性が2.5〜3倍高くなっています。これは防犯協議会(Brå)からの最新調査によるものです。

 

再審のBråのレポートは、2015年から2018年に犯罪の疑いがある人々の統計に基づいています。

 

結果としては、スウェーデン生まれの両親をもつスウェーデン国内生まれの人のうち、3%が4年間に犯罪疑惑があることを示しています。

 

しかし両親が海外で生まれた両親をもつ国内生まれの人は10%犯罪疑惑があります。外国生まれの人では8%でした。


これはスウェーデンで生まれた両親をもつ国内生まれの人より、外国生まれの人は2.5倍犯罪疑惑が高いことを意味します。

 

外国生まれの両親をもつ国内生まれの人は、スウェーデンうまれの両親をもつ国内生まれの人よりも3倍高い犯罪疑惑があります。

 

Bråのレポートによれば、外国生まれの両親を持つ国内生まれの人々の過剰リスクは「比較的高い」とありますが、それは人口における小さなグループであるとも指摘します。

 

Bråによれば関連する要因の1つは、グループ内の年齢分布です。

 

外国生まれの両親をもつ国内生まれのグループには、スウェーデン生まれの両親をもつ国内生まれの比較すると、かなり多くの若者がいます。

 

犯罪の疑いのある人の割合は、一般的に高齢者よりも若者の方が高くなっています。

 

このように見える理由の大きな説明は、外国生まれの両親をもつ国内生まれのグループには多くの若者がいるということです。そして、若い人々は他の人々よりも犯罪を犯しがちであることを我々は知っています

とBråのヨハンナ・オルセリド氏は語っています。

 

またこの分析では犯罪容疑者として挙げられるリスク増加は、収入や教育の違いにも程度関連していることを示しています。

我々の研究では、年齢、性別、収入レベル、教育レベル、自治の種類を調べました。この5つの要因からみれば、外国生まれの人々への過剰な表現(心配)の約半分が消える

ているとオルセリッドは言います。

 

レポートは、犯罪のカテゴリーに関して大きな違いがあることを示しています。

 

外国生まれの両親を持つスウェーデンは、国内生まれの両親を持つスウェーデン人と比較して、殺人過失致死罪の容疑者が5倍程度で発生します。強盗罪へリスクもほぼ同じくらい高いです。

 

レイプに関しては、代わりに外国生まれのカテゴリーが過剰評価されています。

しかし外国生まれでレイプの疑いがあるのは、スウェーデン生まれの両親をもつ国内生まれ人のほぼ3倍です。

 

ブローの報告によると、人口全体に占める犯罪容疑者の割合は、国内外の背景のある人ともに、2007年から2018年の間で減少しているとのことです。

  

www.svt.se

また8月27日のヨーテボリ新聞によれば、

両親がアフリカで生まれで、スウェーデンで生まれた男性(15歳に達した)のうち30%が、2015年から2018年の4年間の調査で、警察によると犯罪疑惑がありました。これはほぼ3人に1人となります。

西アジア(実際には中東の場合、同じ数値は24%です。

比較すると、スウェーデン生まれの両親をもつ国内生まれの男性においては4.8%でした。

 

もちろん、警察に疑われる人全員が有罪というわけではありません。またすべての犯人が疑われるわけではありません。

 

これらの数字は、スウェーデン(移民)政策の問題を抱えていることを明確に示しています

 

最も犯罪活動が活発なグループは、スウェーデン多数の難民を受け入れた国、つまり中東アフリカに背景があります。容疑者の割合も、第1世代の移民よりも第2世代の方が一貫して高くなっています

 

現在、スウェーデン生まれ両親をもつ国内生まれの人は、調査されたすべての犯罪カテゴリーにおけ犯罪疑惑の半分未満であります。

 

このように犯罪や排斥が民族化されると、偏見、期待の低さ、排斥の継続という悪循環が容易に生まれます。

 

もちろんほとんどの疑惑は、最も深刻な犯罪ではなく、破壊行為、詐欺、強盗などの大規模犯罪に関連しています。

 

しかし、一方で、凶悪犯罪では、過剰な表現が大幅に高くなっています。

 

たとえば、致命的な暴力や強盗の疑惑は、外国生まれの両親を持つ人では国内生まれの両親をもつ人々に対して10倍ほどです。

 

 

www.gp.se

これまでスウェーデンでは、政府が移民政策をすすめており、また人種差別に当たるとし移民・難民と犯罪者の関係が表ざたには報じられませんでした

 

しかし防犯協議会Bråの公式レポートでは、外国生まれスウェーデン国内生まれとの犯罪疑惑への大きな差があることが報告されました。