スウェーデン 福祉大国の深層 続報!

『スウェーデン 福祉大国の深層』を水曜社より商業出版(政府刊行物)して頂けました。読者の方からの要望を頂きスウェーデンの時事ニュースを主な内容とし、日本にも役立ち社会貢献にもつながるようなブログを記させて頂きます。

スウェーデン「NATO加盟申請を正式決定」

https://cdn01.nyheter24.se/599d2c3107d802840100006200c00c2c07/2022/05/16/1797904/sverige%20nato%20anso%CC%88kan.jpg

スウェーデンNATO加盟申請を正式決定」

5月16日の時事通信によると、スウェーデン政府はNATO加盟を正式決定したと報じています。

 

 

【ロンドン時事】スウェーデン政府は16日、北大西洋条約機構NATO)に加盟申請することを正式に決めた。加盟問題をめぐる同日の議会審議で賛成が多数を占めた。早ければ週内にも申請手続きが始まる見通しで、先に加盟方針を決めたフィンランドと同時に申請する可能性もある。

 

ロシアのウクライナ侵攻を契機とする加盟問題では、スウェーデンの与党・社会民主労働党が15日、「国の安全のために最善だ」(アンデション首相)として、反対方針を転換し支持を発表。これより先、フィンランド政府も申請方針を確認した。

 

スウェーデンフィンランドの北欧2カ国は長く軍事的中立を伝統としてきたが、ウクライナに侵攻したロシアの脅威から加盟支持の世論が急速に高まっていた。

 

報道によれば、スウェーデン議会では16日、各党代表が加盟の是非について立場を表明。その後の特別閣議で申請方針が決まった。

 

sp.m.jiji.com

スウェーデンではNATO加盟に反対していた与党の社会民主労働党が、方針を転換し、NATOへの加盟支持を表明したのでした。

 

通常からスウェーデン政府は他国の動向をみてから自国決定を下す傾向があるため、今回もフィンランド政府のNATO加盟決定正式発表後に、スウェーデン政府はNATO加盟申請の正式決定を出したと考えられます。

 

www.svt.se


 

 

 

フィンランド大統領、首相 NATO加盟方針を正式表明

フィンランド大統、首相 NATO加盟方針を正式表明

 

5月15日にフィンランド大統領、首相 はNATO加盟方針を正式表明しました。

FNNプライムオンラインニュースによると、

ロシアのウクライナ侵攻を受けて、北欧フィンランドの政府は、NATO(北大西洋条約機構)への加盟を申請すると正式に表明した。

 

会議を終えたばかりのマリン首相が、大統領とともに姿を現した。


北ヨーロッパの安全保障が、大きく変わろうとしている。

 

フィンランドのニーニスト大統領とマリン首相は15日、外交・安全保障に関する会議のあとに共同会見を開き、NATOへの加盟申請を正式表明した。

 

マリン首相は、「決定は歴史的だ」と述べたうえで、ロシアへの強い警戒感を示した。

 

フィンランド・マリン首相「ロシアがウクライナを攻撃した時、全てが変わった。われわれだけではロシアの隣で平和な未来はありえない」

 

フィンランドでは今後、議会での手続きなどを行ったうえで、18日にも加盟申請書を提出する見通し。

 

同じ北欧のスウェーデンも現在、調整が大詰めを迎えていて、マリン首相は「可能な限り同時に申請を行いたい」としている。

 

ロシア側の反発は確実で、さらに緊張が高まることが予想される。

 

恐らくスウェーデンフィンランドに続きNATO加盟表明が近々発表されると考えられます。

ユーロ・ビジョンコンテスト: ウクライナ優勝

ユーロ・ビジョンコンテスト: ウクライナ優勝

ヨーロッパでは年に1度大きな音楽の祭典であるユーロビジョンコンテストが開催されます。

 

ユーロビジョンコンテストには、ヨーロッパ各国の代表者が集まり自国の言葉や英語での曲を歌い競いあいます。

 

ユーロビジョンというとヨーロッパの国々のようですが、中東のイスラエルや地球の反対側のオーストラリアも参加しています。

 

また例年はは東欧諸国やロシアも参加しています。

ただ今年はウクライナ侵攻を考慮してイベント主催の欧州放送連合(EBU)はロシアの参加を禁止しました。

 

決勝には24組が出場できます。

多くの国々の代表が集まった2022年のユーロビジョンで優勝を果たしたのは、ウクライナ代表「カルーシュ・オーケストラ(Kalush Orchestra)」でした。

 

楽曲「ステファニア(Stefania)」では民族音楽とヒップホップを融合したもので、多くの支持を受け優勝となりました。

 

例年は参加しているロシアですが今年は、ウクライナ侵攻を考慮してイベント主催の欧州放送連合(EBU)が発表、ロシアの参加を禁止しました

 

現在のウクライナ戦争は大きな問題です。

ただ音楽イベントと政治問題が結び付くのは本来のユーロビジョンコンテストの主旨と異なっているような気もします。

 

https://eurovisionworld.com/esc/ukraine-wins-eurovision-song-contest-2022

 


 

フィンランド「ロシア フィンランドへの電力供給停止へ」

フィンランド「ロシア フィンランドへの電力供給停止へ 」

5月14日のTBS Newsによるとロシア フィンランドへの電力供給停止と報じています。

 

NATO=北大西洋条約機構への加盟方針を発表している北欧フィンランドに対して、ロシアからの電力供給が停止されることになりました。

 

ロイター通信によりますと、ロシア政府系の電力会社の傘下で、フィンランドで電力販売を手がける「ラオノルディック」は13日、「ロシアからの電力輸入を14日から止めざるを得ない」と発表しました。

 

代金が支払えないことを理由としていますが、フィンランドは12日にNATO=北大西洋条約機構への加盟方針を発表していて、それに対する報復の可能性もあります。

一方、フィンランドの送電会社「フィングリッド」も「ロシアからの電力輸入が止まる」と発表しています。

 

ただ、フィンランドの電力消費量の10%をロシアから輸入しているものの、スウェーデンからの輸入を増やすなどして対応するため、供給に問題はないということです。

 

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/45519?display=1

 

また5月14日の読売新聞では

米国のバイデン大統領は13日、フィンランドのサウリ・ニーニスト大統領、スウェーデンのマグダレナ・アンデション首相と3者で電話会談した。米ホワイトハウスによると、バイデン氏は、門戸を開き続ける北大西洋条約機構NATO)の政策を強く支持し、両国のNATO加盟を後押しする考えを伝えた。

 

バイデン氏はフィンランドスウェーデンについて、外交政策や安全保障体制などを含め、自国の未来を決定する権利を支持するとも強調した。ロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援を巡って連携を続けていくことも確認したという。

 

バイデン氏は会談後、記者団の質問に応じ、「両首脳からは安全保障に関する関心や要望が寄せられた」と語った。フィンランドの大統領と首相が12日にNATOへの加盟申請を支持すると表明したことに対し、軍事的な対抗措置を警告しているロシアへの対応についても協議したとみられる。

 

https://www.yomiuri.co.jp/world/20220514-OYT1T50106/

 

フィンランドでは5月16日にNATO参加かどうかの議会決議がでる予定です。

フィンランドNATO加盟した場合、西欧諸国とロシアとのバランスが変わる可能性が高く、歴史的にも大きな意味のある決断となりそうです。

 


 

 

フィンランド「NATO加盟を正式表明」

フィンランドNATO加盟を正式表明

5月12日に毎日新聞によると、フィンランドNATO加盟を正式表明したと報じています。

フィンランドのニーニスト大統領とマリン首相は12日、同国の北大西洋条約機構NATO)加盟について「速やかに申請しなければならない」とする共同声明を発表し、正式な手続きに入る意向を表明した。

 

https://mainichi.jp/articles/20220512/k00/00m/030/155000c?fm=newssuiteフィンランド、NATO加盟を正式表明 大統領と首相が共同声明 | 毎日新聞

 

フィンランドNATO正式加盟表明にともない、スウェーデンの加盟か否かの決断が近日中に行われると考えられます。

 


 

 

フィンランド首相が来日「NATO加盟申請、近く決断」

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フィンランド首相が来日「NATO加盟申請、近く決断」 

5月11日のFNNプライムによると、現在来日中のフィンランドのマリン首相と岸田首相が11日午後に会談したと報じています。

 

岸田首相「貴国(フィンランド)の議会においては、NATO(北大西洋条約機構)加盟の審議が行われている。

その最中に首相の訪日をお迎えすることができた。大変うれしく思い、歓迎申し上げる」

 

これに対し、マリン首相は、「ロシアのウクライナに対する戦争は、ヨーロッパの安全保障だけでなく、グローバルな環境に大きな変化をもたらした」と応じた。

 

さらに、中国についても言及し「共有する安全保障の問題について、このあとの夕食会で意見を聞きたい」と述べた。

 nordot.app


スウェーデン「ラマダン期間中の安全に関する注意喚起(在スウェーデン日本大使館より)」

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ラマダン期間中の安全に関する注意喚起(在スウェーデン日本大使館より)

4月27日に在スウェーデン日本大使館よりラマダン期間中の安全に関する注意喚起が出ていますので下記に記します。

 

●4月30日(土)まではイスラム教のラマダン月、その後の5月3日(火)まではラマダン明けの祭り(イード)に当たります。●一般にこの期間中、大規模行事や人の多く集まる場所はテロ等の標的となりやすいことに留意し、安全確保に十分注意を払ってください。既に以下のリンクにある広域情報でもお伝えしていますとおり、4月30日(土)(※)まではイスラム教のラマダン月に当たり、また、その後約3日間(5月1日(日)~5月3日(火))(※)はイードと呼ばれるラマダン明けの祭りが行われます。一般にラマダン期間中の集団礼拝日に当たる金曜日(4月29日)やイード期間中の大規模行事や人の多く集まる場所(商業施設や宗教施設等)は、テロ等の標的になりやすいことに留意し、安全確保に十分注意を払ってください。外務省海外安全ホームページや報道等により最新情報の入手に努めるほか、「たびレジ」もご活用ください。(※ラマダン月の期間は、目視による月齡観測に依拠するため、上記日程は直前に変更されることがあります。)ラマダン期間中の海外渡航・滞在に関する注意喚起」https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2022C027.html

 


 

フィンランド「NATO加盟審議開始、過半数が加盟に賛成」

https://api.time.com/wp-content/uploads/2022/05/Finland.jpg?quality=85&w=958

 

フィンランドNATO加盟審議開始、過半数が加盟に賛成」

4月21日の読売新聞によると、フィンランド議会でNATO加盟審議開始されることが記されています。

 

【ロンドン=池田慶太】フィンランド議会は20日、北大西洋条約機構NATO)加盟の是非を含む安全保障の強化策について審議を始めた。主要政党は加盟申請に前向きな姿勢を示しており、加盟を後押しする議論が展開されそうだ。

 

サンナ・マリン首相は議会で、加盟申請の方向性について「決断を下す時だ」と述べた。加盟の是非を巡る判断は大統領と政府に決定権限があるが、幅広い支持を取り付けるため議会に検討を求めた。同国政府は議会の判断を踏まえ、5月中にも加盟申請するかどうかを最終判断する見通しだ。

 

 フィンランドは国境を接するロシアとの関係悪化を避けるためにNATOには加盟せず、軍事的な中立を維持してきたが、ロシアのウクライナ侵攻後に安保政策の抜本的な見直しに着手した。

 

 公共放送YLEの調査によると、国会議員200人で回答を得られた112人のうち、71人が加盟を支持し、反対は6人にとどまった。マリン氏が党首を務める社会民主党だけでなく、野党からも加盟を求める声が出ている。世論調査では国民の6割超が加盟に賛成している。

 

 フィンランド大統領府は20日、サウリ・ニーニスト大統領が5月17~18日にスウェーデンを公式訪問すると発表した。スウェーデンNATO加盟を検討中で、首脳会談で両国の方向性をすり合わせるとみられる。

 

www.yomiuri.co.jp


 

 

スウェーデン「コーラン燃やした極右政治家に抗議、暴動続発で40人負傷」

https://www.cnn.co.jp/storage/2022/04/19/886fe85aabfdbdbcd6934d5c1500e5a2/t/768/432/d/norrkoping-protest-041722-super-169.jpg

コーラン燃やした極右政治家に抗議、暴動続発で40人負傷

デンマークの極右政党「ストラム・クルス」を率いるスウェーデン系の政治家であるラスムス・パルダン氏が、反イスラム運動の一環としてコーランを焼く画像をSNSに投稿し、今後も焼却を繰り返すと宣言しました。そのためスウェーデン南部で15日から17日にかけて暴動が続発し、警官26人、市民14人が負傷し、未成年者4人を含む26人が逮捕される連続した暴動が起きました。

 

下記にCNNの記事を抜粋します。

(CNN) スウェーデン南部で15日から17日にかけて暴動が続発し、警察によると40人が負傷した。イスラム教の聖典コーランを焼却した極右政治家に対する抗議が発端とみられる。

 

警察の報道官によると、15日に暴動が始まった南東部の都市ノルチェピングとリンチェピングで警官26人、市民14人が負傷し、未成年者4人を含む26人が逮捕された。警察が現場映像の分析を進めていて、逮捕者はさらに増える見通しだという。

 

デンマークの極右政党「ストラム・クルス」を率いるスウェーデン系のラスムス・パルダン氏が、反イスラム運動の一環としてコーランを焼く画像をSNSに投稿し、今後も焼却を繰り返すと宣言した後で、暴動が発生した。警察は、パルダン氏に対する抗議行動が暴動に発展した可能性を調べている。

 

警察発表によると、ノルチェピングでは警察とデモ隊の衝突で、警察側の流れ弾に当たった負傷者3人が病院へ運ばれ、不法行為の容疑で逮捕された。いずれも命に別条はないという。

 

暴動は16日に南部の都市マルメまで広がり、17日まで続いた。警察の報道官はデモ隊に対する実力行使を認める一方、催涙ガスを使用したという報道については確認していない。

 

ロイター通信が17日に撮影した映像には、暴徒が警官に物を投げ付けたり、車両が炎上したりする場面が映っていた。警察は、犯罪組織の関係者らが混乱に便乗したとの見方を示している。

 

アンデション首相は暴力を非難する声明を出した。一方でイスラム教徒の多いサウジアラビアイラク、エジプト、クウェート、ヨルダンの各政府は、コーランの焼却を極右過激派による挑発行為として非難した。

 


 

www.cnn.co.jp

スウェーデン「NATO加盟に前向き 欧州の安全保障枠組み変わる可能性」

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NATO加盟に前向き 欧州の安全保障枠組み変わる可能性

4月11日の日経新聞によりますと、北欧2カ国がロシア侵攻受けNATO加盟に前向きであることが記されています。 

 

【ロンドン=共同】ロシアによるウクライナ侵攻を受け、ロシアと近接する北欧のフィンランドスウェーデンが早ければ夏にも北大西洋条約機構NATO)に加盟を申請する準備を進めていると、英紙タイムズが11日報じた。複数の米当局者の話としている。

ロシアはこれまで、北欧2カ国が加盟すれば「軍事、政治的に重大な結果を招く」と警告しており、対抗策を講じるのは確実。欧州の安全保障構造が大きく変わる可能性をはらんでいる。ペスコフ大統領報道官は11日「NATO拡大は欧州の安全保障を高めることにつながらない」と述べた。

タイムズによると、フィンランドは6月、スウェーデンはその後に加盟申請する。両国は今春のNATOの軍事演習に参加するなど、2014年のロシアによるウクライナ南部クリミア半島強制編入以降、NATOとの関係を深めてきた。

フィンランドのマリン首相は最近「ロシアはわれわれが思っていたような隣人ではない」と述べ、NATOに対する立場を真剣に見直す時期が来たと指摘。慎重な議論が必要とした上で「徹底的に、しかし迅速に」加盟の決断を下す必要があるとの認識を示した。

ロシアと約1300キロにわたり国境を接するフィンランドは1995年、欧州連合EU)に加盟。ロシア、EU双方との関係強化を掲げてきた。最近はNATO加盟を支持する世論が急速に広がり、最新の世論調査では支持が60%を超えた。

スウェーデンも伝統的に中立を維持してきたが、NATO加盟支持の声が高まっている。領土である戦略的要衝の島はロシアの欧州内の飛び地までバルト海を挟んで約二百数十キロの至近距離にある。タイムズによると、アンデション首相も加盟を「否定するつもりはない」との考えを示した。

 


 

海外「イスラム教の断食期間(ラマダン)開始」

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イスラム教の断食期間(ラマダン)開始

現在スウェーデンには多くのイスラム教徒がすんでいます。

イスラム教徒の多くはもともと難民としてきた人です。

そうした人々はスウェーデンに来てからイスラムの教えを守り暮らしています。

 

そうしたイスラム教の中でもラマダンと呼ばれる神聖な月が約4月から5月にかけあります。

 

ナショナル・ジオグラフィックによると、ラマダンとは

イスラム暦の月のひとつで、古代アラブの暦にも登場する。ラマダンという名は、「灼熱」を意味するアラビア語の「ar-ramad」に由来する。イスラムの教えでは、西暦610年に天使ジブリール(ガブリエル)が預言者ムハンマドの前に現れ、イスラム教の聖典となるコーランの教えを授けた。「ライラ・アルカドル」(力の夜)と呼ばれるこの啓示はラマダン月に起こったとされており、ムスリムの人々は、コーランの啓示を祝うために、この1カ月間に断食を行う。 

今年のラマダンは、4月2日頃に始まり、5月2日頃にラマダン明けの大祭「イード・アル=フィトル」で終わる予定だ。イスラム暦は月の満ち欠けに基づいた太陰暦を使用しているので、太陽暦ではラマダンの開始日は毎年変わる。 

ラマダンの期間中、ムスリムの人々は、精神的に成長してアッラーの神との絆を強めるよう心がける。そのために、人々は祈りをささげ、コーランを読み、意識して無私無欲な行動をとり、うわさ話やうそ、争いを慎んで過ごす

すべてのムスリムは、ラマダンの1カ月間、日の出から日没まで断食しなければならない。断食はイスラム教の五行(五つの信仰行為)のひとつだ。ただし、病人、妊婦、旅行者、高齢者、月経中の女性は、断食を免除される。期間中に断食できなかった日があっても、年内の一定の期間または数回に分けて断食を行って、埋め合わせることができる。 

 

natgeo.nikkeibp.co.jp

 

ただこのラマダンの期間にテロも起きやすいようであり、外務省の海外安全ホームページには下記のような喚起がされています。

 

4月1日(金)頃から5月3日(火)頃は、イスラム教のラマダン月及びラマダン明けの祭り(イードに当たります。
大規模行事はテロ等の標的となりやすいことに留意し、外務省海外安全ホームページや報道等により最新情報の入手に努めつつ、安全確保に十分注意を払ってください。情報収集には「たびレジ」もご活用ください。

【内容】
1 4月1日(金)頃から4月30日(土)頃(※)は、イスラム教徒が日の出から日没まで断食を行うラマダン月に当たります。例年、ラマダン終了後には約3日間(今年は5月1日(日)頃から5月3日(火)頃)、イードと呼ばれるラマダン明けの祭りが行われます。
ラマダン月の期間は、目視による月齢観測に依拠するため、上記日程は直前に変更されることがあります。

2 大規模行事はテロ等の標的となりやすいことから、上記期間中やその前後に海外に渡航・滞在される方は十分注意してください。特に、イラク・レバントのイスラム国(ISIL)等が、過去、ラマダン月の期間にテロを呼び掛ける声明を発出していたことに留意する必要があります。

 

www.anzen.mofa.go.jp

 

ラマダンはイスラム教徒にとって非常に神聖な日ですが、この期間にテロの可能性もあるとのことなので、海外渡航の際にはどうぞご注意下さい。

 

 


スウェーデン「ロシア核搭載機がスウェーデン領空侵犯」

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スウェーデン「ロシア核搭載機がスウェーデン領空侵犯」

 

3月30日のスウェーデン民放TV4によれば、ロシアの核ミサイル搭載の戦闘機が、スウェーデンの領空を侵犯したと報じています。

 

www.tv4.se

 

このことは日本のメディアでも報じられています。

3月31日の日本経済新聞には次のように記されています。

 

【ロンドン=時事】スウェーデンの民放TV4は30日、核兵器を搭載したロシアの爆撃機が3月上旬、スウェーデンの領空を侵犯したと報じた。スウェーデン北大西洋条約機構NATO)に加盟していないが、欧州連合EU)の加盟国。ロシアはウクライナ侵攻に関連して核兵器使用をちらつかせており、核をめぐる緊張が一段と強まる可能性がある。

 

報道によると、領空侵犯があったのは3月2日。核兵器を搭載したロシアの2機の爆撃機スホイ24が、2機の戦闘機スホイ27に護衛されてバルト海に浮かぶスウェーデン南東部のゴットランド島付近を飛行した。

 

領空を侵犯したのは約1分間。スウェーデン空軍は2機の戦闘機を出動させ、ロシア機の写真を撮影した。この際に核兵器の搭載を確認したという。

 

スウェーデン軍はTV4の取材に詳細なコメントを控えた。しかし、空軍幹部は「意図的な行為で、非常に深刻だ。核兵器の使用を検討できるというシグナルだ」と述べた。

 

スウェーデンは1815年のナポレオン戦争終結以降、軍事的中立を維持している。ただ、ウクライナに対しては、ロシアによる侵攻後、防衛装備品を供給している。

www.nikkei.com


スウェーデン「ウクライナ難民受け入れ:2015年とは異なる方法で対処」

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ウクライナ難民受け入れ:2015年とは異なる方法で対処

2022年2月24日よりロシアによるウクライナ侵攻が始まりました。

現在、スウェーデンメディアでは、非常に多くの番組がウクライナ侵攻について報道しています。

 

そのウクライナ侵攻により課題の1つとなるのが難民の受け入れであります。

 

スウェーデンは2011年に始まったシリア内戦からの難民を多く受け入れました。

そのため現在のスウェーデンは非常に多くの外国人背景の人たちが増え、またそれにともない犯罪率も増加している状況です。

 

そのためこうした過去の状況もあり、ウクライナからの難民受け入れに対しての議論がされています。

 

3月29日の公共テレビSVTによると、EU移民政策を担うスウェーデンEU委員イルヴァ・ヨハンソン氏は、スウェーデン政府はEUに対して「難民の受け入れにおける責任分担は、2015年と同じにようになってはならない」と述べています。

 

またマグダレーナ・アンダーソン首相も、スウェーデンが人口の面で他の国よりもはるかに多くの難民を受け入れた2015年と同じ状況であってはならないと強調しました。

 

さらにアンダース・イゲマン移民相(S)は、

非常に大きな負担を負う国もあれば、ほとんど責任を負わない国もあります。

と責任回避する国がある事を述べています。

 

ただ2015年の状況と現在の状況には大きな違いもあります。今回、EU加盟国は一般的にウクライナからの難民の受け入れに前向きであり、また避難した多くの人々はウクライナの近隣諸国にとどまっています。

 

EU委員イルヴァ・ヨハンソン氏は、状況が2015年と同じであってはならないことに同意しますが、同時に、これまでのところこうした事実となっていることを示唆するものはほとんどないとのことです。

 

(ウクライナから)スウェーデンに来た難民はほとんどいません。私は、EUが難民受け入れ対処するのに全く欠けていると感じた2015年のときのように、そうすべきではないという強い原動力です。私は今、担当委員です。今、我々は(そうした難民受け入れ)を別のやり方で扱うつもりです。

EU委員イルヴァ・ヨハンソン氏は述べています。

 

EU移民政策を担うスウェーデンEU委員イルヴァ・ヨハンソン氏は、以前のシリア難民受け入れに問題があり、ウクライナからの難民でも同じことが起きないよう、別の方法を探っていることを語っています。

 


 

 

 

www.svt.se

スウェーデン「水際対策措置の解除(在スウェーデン日本国大使館より)」

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スウェーデン水際対策措置の解除(在スウェーデン日本国大使館より)

3月28日の在スウェーデン日本国大使館からの通知を下記に抜粋します。

 

○4月1日から、スウェーデン政府は、新型コロナウイルス感染症の流行に伴う一時的入国禁止措置を廃止します。また、検査証明書等の提示も必要なくなります。 4月1日から、スウェーデン政府は、新型コロナウイルス感染症の流行に伴いEU・EEA以外の「第三国」(日本を含みます。)に対して行っていた一時的入国禁止措置を廃止するとともに、一時的入国禁止措置を免除する事情がある場合の検査証明書等の提示義務を解除します。 4月1日から、スウェーデンにおいては、新型コロナウイルスは公衆衛生に対する脅威及び社会に対する危険とは分類されなくなります。パンデミックはまだ収束していないものの、高いワクチン接種率の実現と現在主流であるオミクロン株が重症化リスクを引き下げたことにより、新たな段階に移行したものと判断されました。

 


 

スウェーデン「コロナ情報:公共テレビSVTによる最新ニュース(3/15)」

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コロナ統計 3月15日(公共テレビSVTより)

スウェーデンの公衆衛生庁の最新の統計によると、金曜日以降コロナ感染により76人が新たに死亡したと報告されています。 スウェーデンでは合計17,874感染症で死亡しました。

 

合計で、スウェーデンでの確認されたコロナ感染数は、2,470,254に達します。これは、金曜日の最後の更新以降より、3677の増加を意味します。

 

ワクチン接種を受けた12歳以上の人々の割合は86.9パーセントに達し、84.6パーセントは2回の接種を受けました。

 

18歳以上の人々の61.4パーセントは3回のワクチン接種を受けました。

 

スウェーデンでコロナ感染により合計40の患者が集中治療室で治療されています。 

 

www.svt.se