スウェーデン 福祉大国の深層 続報!

『スウェーデン 福祉大国の深層』を水曜社より商業出版(政府刊行物)して頂けました。読者の方からの要望を頂きスウェーデンの時事ニュースを主な内容とし、日本にも役立ち社会貢献にもつながるようなブログを記させて頂きます。

海外「イスラム教の断食期間(ラマダン)開始」

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イスラム教の断食期間(ラマダン)開始

現在スウェーデンには多くのイスラム教徒がすんでいます。

イスラム教徒の多くはもともと難民としてきた人です。

そうした人々はスウェーデンに来てからイスラムの教えを守り暮らしています。

 

そうしたイスラム教の中でもラマダンと呼ばれる神聖な月が約4月から5月にかけあります。

 

ナショナル・ジオグラフィックによると、ラマダンとは

イスラム暦の月のひとつで、古代アラブの暦にも登場する。ラマダンという名は、「灼熱」を意味するアラビア語の「ar-ramad」に由来する。イスラムの教えでは、西暦610年に天使ジブリール(ガブリエル)が預言者ムハンマドの前に現れ、イスラム教の聖典となるコーランの教えを授けた。「ライラ・アルカドル」(力の夜)と呼ばれるこの啓示はラマダン月に起こったとされており、ムスリムの人々は、コーランの啓示を祝うために、この1カ月間に断食を行う。 

今年のラマダンは、4月2日頃に始まり、5月2日頃にラマダン明けの大祭「イード・アル=フィトル」で終わる予定だ。イスラム暦は月の満ち欠けに基づいた太陰暦を使用しているので、太陽暦ではラマダンの開始日は毎年変わる。 

ラマダンの期間中、ムスリムの人々は、精神的に成長してアッラーの神との絆を強めるよう心がける。そのために、人々は祈りをささげ、コーランを読み、意識して無私無欲な行動をとり、うわさ話やうそ、争いを慎んで過ごす

すべてのムスリムは、ラマダンの1カ月間、日の出から日没まで断食しなければならない。断食はイスラム教の五行(五つの信仰行為)のひとつだ。ただし、病人、妊婦、旅行者、高齢者、月経中の女性は、断食を免除される。期間中に断食できなかった日があっても、年内の一定の期間または数回に分けて断食を行って、埋め合わせることができる。 

 

natgeo.nikkeibp.co.jp

 

ただこのラマダンの期間にテロも起きやすいようであり、外務省の海外安全ホームページには下記のような喚起がされています。

 

4月1日(金)頃から5月3日(火)頃は、イスラム教のラマダン月及びラマダン明けの祭り(イードに当たります。
大規模行事はテロ等の標的となりやすいことに留意し、外務省海外安全ホームページや報道等により最新情報の入手に努めつつ、安全確保に十分注意を払ってください。情報収集には「たびレジ」もご活用ください。

【内容】
1 4月1日(金)頃から4月30日(土)頃(※)は、イスラム教徒が日の出から日没まで断食を行うラマダン月に当たります。例年、ラマダン終了後には約3日間(今年は5月1日(日)頃から5月3日(火)頃)、イードと呼ばれるラマダン明けの祭りが行われます。
ラマダン月の期間は、目視による月齢観測に依拠するため、上記日程は直前に変更されることがあります。

2 大規模行事はテロ等の標的となりやすいことから、上記期間中やその前後に海外に渡航・滞在される方は十分注意してください。特に、イラク・レバントのイスラム国(ISIL)等が、過去、ラマダン月の期間にテロを呼び掛ける声明を発出していたことに留意する必要があります。

 

www.anzen.mofa.go.jp

 

ラマダンはイスラム教徒にとって非常に神聖な日ですが、この期間にテロの可能性もあるとのことなので、海外渡航の際にはどうぞご注意下さい。