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NATO加盟に前向き 欧州の安全保障枠組み変わる可能性
4月11日の日経新聞によりますと、北欧2カ国がロシア侵攻受けNATO加盟に前向きであることが記されています。
【ロンドン=共同】ロシアによるウクライナ侵攻を受け、ロシアと近接する北欧のフィンランドとスウェーデンが早ければ夏にも北大西洋条約機構(NATO)に加盟を申請する準備を進めていると、英紙タイムズが11日報じた。複数の米当局者の話としている。
ロシアはこれまで、北欧2カ国が加盟すれば「軍事、政治的に重大な結果を招く」と警告しており、対抗策を講じるのは確実。欧州の安全保障構造が大きく変わる可能性をはらんでいる。ペスコフ大統領報道官は11日「NATO拡大は欧州の安全保障を高めることにつながらない」と述べた。
タイムズによると、フィンランドは6月、スウェーデンはその後に加盟申請する。両国は今春のNATOの軍事演習に参加するなど、2014年のロシアによるウクライナ南部クリミア半島強制編入以降、NATOとの関係を深めてきた。
フィンランドのマリン首相は最近「ロシアはわれわれが思っていたような隣人ではない」と述べ、NATOに対する立場を真剣に見直す時期が来たと指摘。慎重な議論が必要とした上で「徹底的に、しかし迅速に」加盟の決断を下す必要があるとの認識を示した。
ロシアと約1300キロにわたり国境を接するフィンランドは1995年、欧州連合(EU)に加盟。ロシア、EU双方との関係強化を掲げてきた。最近はNATO加盟を支持する世論が急速に広がり、最新の世論調査では支持が60%を超えた。
スウェーデンも伝統的に中立を維持してきたが、NATO加盟支持の声が高まっている。領土である戦略的要衝の島はロシアの欧州内の飛び地までバルト海を挟んで約二百数十キロの至近距離にある。タイムズによると、アンデション首相も加盟を「否定するつもりはない」との考えを示した。
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