5月14日のTBS Newsによるとロシア フィンランドへの電力供給停止と報じています。
NATO=北大西洋条約機構への加盟方針を発表している北欧フィンランドに対して、ロシアからの電力供給が停止されることになりました。
ロイター通信によりますと、ロシア政府系の電力会社の傘下で、フィンランドで電力販売を手がける「ラオノルディック」は13日、「ロシアからの電力輸入を14日から止めざるを得ない」と発表しました。
代金が支払えないことを理由としていますが、フィンランドは12日にNATO=北大西洋条約機構への加盟方針を発表していて、それに対する報復の可能性もあります。
一方、フィンランドの送電会社「フィングリッド」も「ロシアからの電力輸入が止まる」と発表しています。
ただ、フィンランドの電力消費量の10%をロシアから輸入しているものの、スウェーデンからの輸入を増やすなどして対応するため、供給に問題はないということです。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/45519?display=1
また5月14日の読売新聞では
米国のバイデン大統領は13日、フィンランドのサウリ・ニーニスト大統領、スウェーデンのマグダレナ・アンデション首相と3者で電話会談した。米ホワイトハウスによると、バイデン氏は、門戸を開き続ける北大西洋条約機構(NATO)の政策を強く支持し、両国のNATO加盟を後押しする考えを伝えた。
バイデン氏はフィンランドとスウェーデンについて、外交政策や安全保障体制などを含め、自国の未来を決定する権利を支持するとも強調した。ロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援を巡って連携を続けていくことも確認したという。
バイデン氏は会談後、記者団の質問に応じ、「両首脳からは安全保障に関する関心や要望が寄せられた」と語った。フィンランドの大統領と首相が12日にNATOへの加盟申請を支持すると表明したことに対し、軍事的な対抗措置を警告しているロシアへの対応についても協議したとみられる。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20220514-OYT1T50106/
フィンランドでは5月16日にNATO参加かどうかの議会決議がでる予定です。
フィンランドのNATO加盟した場合、西欧諸国とロシアとのバランスが変わる可能性が高く、歴史的にも大きな意味のある決断となりそうです。
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