スウェーデン 福祉大国の深層 続報!

『スウェーデン 福祉大国の深層』を水曜社より商業出版(政府刊行物)して頂けました。読者の方からの要望を頂きスウェーデンの時事ニュースを主な内容とし、日本にも役立ち社会貢献にもつながるようなブログを記させて頂きます。

スウェーデン「軍事企業サーブ社、早期警戒管制機グローバルアイで韓国市場攻略、今年の受注残高は昨年の3倍」

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スウェーデン「軍事企業サーブ社、早期警戒管制機グローバルアイで韓国市場攻略、、今年の受注残高は昨年の3倍」

 

7月8日のヤフーニュースによりますと、スウェーデンの軍事企業サーブは、スウェーデンNATOの加盟手続きが進むなか売上額昨年の3倍の受注高に達していると報じられています。

 

スウェーデン北大西洋条約機構NATO)加盟手続きが進んでいる。208年間にわたり中立国の地位を維持してきたスウェーデンNATOに加入することで、約30加盟国を強力な顧客として確保することになった企業がある。スウェーデン軍需企業SAAB(サーブ)だ。SAABは昨年の売上高が391億5400万クローナ(約4兆8000億ウォン、約5030億円)にのぼる世界的な軍需企業であり、現在、昨年の売上高の3倍の受注残高を確保している。

 

SAABのカジム・レドゾビック監視偵察事業本部取締役は6日、中央日報のインタビューに応じ、「スウェーデンNATO加盟に見られるように、国家間パートナーシップの必要性と防衛産業の技術の重要性が高まっている」と強調した。続いて「SAABはNATO加盟国を対象に製品とソリューションの販売だけでなく、加盟国間の協力とパートナーシップの側面でより多くの機会を迎えるだろう」と予想した。

 

SAABは先月30日、スウェーデン防衛物資局と空中早期警戒管制機(AEW&C)「グローバルアイ」供給契約を締結した。韓国ではこの製品で、空中早期警報管制機4機を追加導入する空軍航空管制機2次事業に挑戦している。以下は一問一答。

--韓国は現在ボーイングのE-737を運用中だ。グローバルアイの強みは。

「グローバルアイは世界最多国(8カ国)で運用されている空中早期警報管制機だ。ステルス戦闘機など『第5世代脅威』まで探知できる。現在受注・生産している機種なら早期に引き渡すことができて費用も安い」

--韓国市場での戦略は。

「SAABは年間売上高の18%を研究開発(R&D)に投資する。グローバルアイも独自の技術で開発したメインレーダー指揮統制システム、電子戦支援システムなどを備えている。韓国がグローバルアイを導入すれば、SAABは韓国企業がグローバルアイを自主的に維持・保守してシステムを修正・アップグレードできるように支援する予定だ。韓国はこうした協力を通じて独自の生産能力を確保し、今後輸出まで可能だと考える」

--具体的な協業事例はあるのか。

「LIGネクスワンと協力生産した対砲兵探知レーダー『アーサー』が代表的な例だ。韓国が導入した全体注文量のうち40%はスウェーデンで生産したが、残りの(アーサーK)はLIGネクスワンで組み立てて生産した」

--韓国の防衛産業をどう評価するか。

「非常にレベルが高い。韓国自体が武器体系の重要な使用者であるため、防衛産業が発展する可能性が高い。また自国で戦闘機を生産できる国は多くない」

 

news.yahoo.co.jp

 

また4月22日のブルームバーグでもサーブ社はすでにいくつかの同盟国に製品を販売しており、NATOへの加入により、デリケートな地域における契約競争が容易になると記されています。

SAAB shares hits highest level sine 2018 earlier this month [source Bloomberg]

Saab CEO Says Swedish NATO Entry Would Open Door to Inner Circle

https://www.bloomberg.com/news/articles/2022-04-22/saab-ceo-says-swedish-nato-entry-would-open-door-to-inner-circle

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