スウェーデン 福祉大国の深層 続報!

『スウェーデン 福祉大国の深層』を水曜社より商業出版(政府刊行物)して頂けました。読者の方からの要望を頂きスウェーデンの時事ニュースを主な内容とし、日本にも役立ち社会貢献にもつながるようなブログを記させて頂きます。

スウェーデン「武器輸出国スウェーデンのNATO加盟することの軍事的意義」

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スウェーデン「武器輸出国スウェーデンNATO加盟することの軍事的意義」

一般的にあまり知られてはいませんが、スウェーデンは武器輸出が人口あたりで高い国であります。

 

スウェーデン 福祉大国の深層」では詳細を記していますが、人口あたりではの軍事輸出額はストックホルム国際平和研究所(SIPRI)のデータによると下記のようになっています。

2001年 人口当たりで世界第1位の軍事輸出額、軍事輸出総額でも世界6位
2011年 人口当たりで世界第1位の軍事輸出額、軍事輸出総額でも世界9位

 

そうした武器輸出国スウェーデンNATO加盟した際の意義について、元スウェーデン大使が下記のように記していますので抜粋します。

 

5.武器輸出国のスウェーデン
 スウェーデンフィンランドNATOに加盟することの地政学的意味合いには大きなものがある。これにより、バルト海はいわばNATO諸国の内海となり、バルチック艦隊NATO軍によって囲い込まれることになる。
 優れた武器の輸出国として世界有数の地位を占めるスウェーデンNATOに加盟することの軍事的意義も大きい

ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)のデータによると、2021年の数値でスウェーデンは世界第12位であるが、高い操縦性を誇るSAAB社グリペン戦闘機、合板材をうまく使用しステルス機能を有するコルベット、優れたエンジン性能を誇る潜水艦など世界でも評価される兵器を製造する武器輸出国である。非大気依存推進性に優れたスターリング・エンジンは、我が国でも海上自衛隊の潜水艦のためにライセンス生産され長年使われて来ている

 

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