6月3日のロイター通信によると、スウェーデンはウクライナに追加の経済・軍事支援を行い、対艦ミサイル、ライフル、対戦車兵器などの軍事装備を提供することが報じられています。
スウェーデンはウクライナに追加の経済・軍事支援を行い、対艦ミサイル、ライフル、対戦車兵器などの軍事装備を提供すると、ダンベリ財務相とフルトクビスト国防相が2日明らかにした。
財務省は声明で「(議会に)提出された提案により、中央政府予算への割り当て資金は2022年に10億クローナ(1億0200万ドル)増加する」と指摘。
「ウクライナとの連帯から、またロシアの行動に対する国際的な対応の一環として、政府はウクライナを引き続き支援する必要があると考えている」とした。
スウェーデンは2月、対戦車兵器やヘルメット、防護服を含む軍事装備をウクライナに提供すると表明。3月にも対戦車兵器の追加供与を発表している。
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2001年、2011年において人口当たりで世界第1位の軍事輸出額
ストックホルム国際平和研究所の世界の軍事輸出データーによると、
スウェーデンは2001年において人口当たりで世界第1位の軍事輸出額、軍事輸出総額でも世界6位。2011年にも人口当たりで世界第1位の軍事輸出額、軍事輸出総額でも世界9位ありました。
2001年はアフガニスタン紛争が開始された年でした。この年、スウェーデンはアフガニスタン紛争に携わる、パキスタン、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、フランス、アメリカにも軍事輸出を行っていました。
2011年はシリア紛争が開始された年でしたが、スウェーデンはこの年シリア紛争に携わる、アラブ首長国連邦、イギリス、パキスタン、サウジアラビア、フランスにも軍事輸出を行っていました。
今回のウクライナへの軍事支援だけをみると、平和主義国スウェーデンにとって以外のような武器支援のようですが、これまでもスウェーデンは紛争関係諸国に武器輸出を行っており、あまつさえ2001年、2011年においては人口あたり世界一の軍事輸出額であります。
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