スウェーデン 福祉大国の深層 続報!

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トルコ大統領がスウェーデンとフィンランドのNATO加盟の凍結を示唆

https://image.newspass.jp/article/content_image/2022/07/21/26ec0f0b753c0f783fe9681b59fe5b92.jpeg?output-quality=50トルコ大統領がスウェーデンフィンランドNATO加盟の凍結を示唆
 

7月19日のCNNでは、トルコ大統領、スウェーデンフィンランドNATO加盟「凍結」を示唆していると報じています。

 

(CNN) トルコのエルドアン大統領は18日、スウェーデンフィンランド北大西洋条約機構NATO)加盟手続きに触れ、「プロセスの凍結」を再び示唆した。トルコは6月下旬、両国やNATO加盟国との交渉を経て、両国の加盟申請を条件付きで容認していた。

 

エルドアン氏は閣議の後、「彼らが我々の条件を満たすために必要な措置を講じなければ、プロセスを凍結すると改めて表明したい」と発言。「この点でスウェーデンは良い印象を与えていない」と述べたものの、自らの発言について詳しく説明しなかった。

 

トルコは6月下旬、フィンランドスウェーデンNATO加盟申請を支持する三国間の覚書に署名したと発表していた。両国のNATO加盟には加盟30カ国の議会や立法府での批准が必要となる。

 

覚書の署名後、スウェーデンフィンランドは正式にNATO加盟を申請するという歴史的な決定を下し、長年の中立政策に終止符を打った。

 

トルコ大統領府によると、フィンランドスウェーデンはトルコがテロ組織とみなすクルド人組織「人民防衛隊(YPG)」に支援を提供しないことに同意した。

 

また、フィンランドスウェーデンは分離主義武装組織「クルディスタン労働者党(PKK)」が「禁止されたテロ組織」であることを確認し、「PKKや他のすべてのテロ組織」などの活動を阻止すると約束したという

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また7月21日のAFP通信によるとスウェーデンフィンランド2国のNATO加盟へ来月協議されると報じられています。

 

トルコのメブリュト・チャブシオール外相は21日、スウェーデンフィンランド北大西洋条約機構加盟に向け、3か国による「常設委員会」を8月に開き、トルコが求める条件を北欧2か国が順守しているかどうかを判断すると明らかにした。

 

 同外相はテレビのインタビューで、「もし両国が、われわれが署名した覚書に含まれる項目を履行していないならば、(NATOの)加盟議定書を批准しない」と述べた。

 

 スウェーデンフィンランドは2月末、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、軍事的な中立路線を放棄してNATOへの加盟方針を表明。NATO加盟国のトルコは先月、北欧2か国が「テロ容疑者」数十人を送還することを条件に加盟に同意した。

 

 トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン大統領は、両国が非合法のクルド武装勢力の潜伏先になっていると非難し、容疑者を送還しなければ、加盟承認手続きを「凍結」すると警告していた。

 

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