スウェーデン 福祉大国の深層 続報!

『スウェーデン 福祉大国の深層』を水曜社より商業出版(政府刊行物)して頂けました。読者の方からの要望を頂きスウェーデンの時事ニュースを主な内容とし、日本にも役立ち社会貢献にもつながるようなブログを記させて頂きます。

スウェーデン「銃撃事件:子供2人を銃撃した容疑者は無罪」

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銃撃事件:子供2人を銃撃した容疑者は無罪

2021年7月17日、ストックホルム南部にあるフレミングスベルク地区で銃撃事件が起き、警察は夕方20時15分に通報を受け、この銃撃で近くで遊んでいた2人の子供が負傷し病院に運ばれる事件が発生しました。

 

幸い子供の命には無事でしたが、公園で遊ぶ幼い2人の子供が巻き添えとなる銃撃事件でした。

 

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その後容疑者が逮捕され、2月15日に裁判が行われました。

 

2月15日のスウェーデン共テレビによると、加重暴行、重大な身体的危害、および加重武器犯罪で起訴された主犯格の容疑者は、地方裁判所において無罪判決を受けたとあります。

 

地方裁判所によると、実際に誰が犯罪を犯したかを特定することができなかったためとのことです

 

とソンダーン地方裁判所の裁判官カリン・アムラエ氏は

これは地方裁判所としては別の者が実行者であったことを否定できないことを意味します。そして確信が持てない場合は、起訴を却下する必要があります。それが彼が自由である理由です。

と述べています。

 

ただ主犯格以外でこの抗争に関わった他の3人は有罪判決を受けました。

 

有名なラップミュージシャンである30代の男は、暴行とドーピング違反の悪化で懲役1.5年の刑。

 

同年代の別の男性は、1.5年間の暴行の悪化で有罪判決を受けています。

 

またこの抗争における被害者自身も懲役1年の刑を言い渡さました。この男は抗争中にソフトエアガンを着用していたとしていたが、事件から一ヶ月後裁判所はそれが本物の武器であると結論付けたのでした。

 

しかしこながら主犯格であるとされた容疑者が無罪となったことで、子どもたちを2人を銃撃した男は捕まっていないことになります。

 

現在スウェーデンで頻発する拳銃事件です。子どもたちが安心して遊べる社会となってほしいものです。