教師刺傷事件の15歳少年:精神医学調査結果、深刻な精神障害なし
8月19日にエースレーブ市にある高校で何者かに学校の教師がナイフで刺され、警察が出動し警官が威嚇発砲を行う学校襲撃事件が発生しました。
8月19日の公共テレビSVTによると、エースレーブ市にある高校で40代の教師が刃物で刺され重傷を負いまいした。容疑者として15歳の少年を殺人未遂の疑い逮捕したと報じられました。
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教師をナイフで刺した15歳の少年ですが、12月10日のSVTの記事によれば、司法精神医学的調査が終了し、深刻な精神障害ではなかったと結論がだされました。
11月末にルンド地方裁判所で、少年が殺人未遂で有罪と判決がだされましたが、 少年の弁護士であるレイフ・パーソン氏は、15歳の少年の「非常識な行為」が深刻な精神障害により起きたものだと述べたのです。
そのため少年は精神医学的検査を受けました、12月10日に少年は深刻な精神障害により引き起こされた行動ではなかったと結論付けられたのです。
そのため少年は精神医学的治療を言い渡されることはなくなりました。そのため12月13日の週よりルンド地方裁判所で裁判が再開されます。
イスタード地方裁判所の評議員であるフレドリック・ボーリン氏によると、少年は年齢が若いため、懲役刑を宣告されることはないとのことです。
成人による深刻な犯罪であれば、最高10年の懲役が科されますが、15歳から18歳までの若者には、代わりに閉鎖的な少年施設へ送られます。それは閉じ込められることであり、罰は14日から4年の間となります。
とボーリン氏は述べています。
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10月19日のスウェーデン公共テレビSVTによれば、教師となってからの6年で2人に1人の教師が、生徒による身体的暴力を受けていると報じています。
こうした校内暴力事件が少しでも減り、多くの生徒、教師にとっても安心した学校環境となってもらいたいものです。
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