スウェーデン「少年兵を仕立てたIS(イスラム国)女性1人が逮捕」

9月5日のスウェーデン公共テレビSVTによれば、IS(イスラム国）にいたスウェーデン人女性や子供たちがスウェーデンへ帰国してくると報じていました。

IS女性らはクルド自治から追放された最初の3人のスウェーデン人女性であり、6日にトルコからスウェーデンへ向かいました。

そして9月19日のスウェーデン公共テレビSVTによると、3人のISの女性は取り調べの後、3人とも釈放されたと報じられていました。

しかし9月22日の公共テレビSVTによれば、釈放された3人のうち1人の女性が逮捕されたと報じています。

記事のよればIS(イスラム国）からスウェーデンに帰国したスウェーデン西部の女性は、シリアでの重大な戦争犯罪と国際法違反の容疑で逮捕されたとあります。

また検察によると、容疑者のIS女性は子供を少年兵にすることに関与していたに違いないとし、検察官リーナ・デヴガン氏は

それは非常に深刻な犯罪である

とSVTニュースで語っています。

そしてこの49歳のIS女性は、犯罪の疑いがり23日にストックホルム地方裁判所において相当な理由があるとし逮捕されました。

疑われる犯罪容疑としては、2013年から2016年の間での犯罪です。女性は2013年にISに入るためにシリアへ渡り、昨年スウェーデンに戻ったと言われています。

女性は、他の人たちと協力して、15歳未満の子供を少年兵にした容疑があります

と検察官リーナ・デヴガン氏は述べてます。

そして女性がシリアへ渡ったとき、5人の子供を連れて行きました。 SVTが以前に見た写真は、戦争で荒廃した国での家族生活、幾人かの子供たちは武器や刻まれた遺体の前でポーズをとる様子が載っていたとあります。

私が知る限り、スウェーデンの裁判所で少年兵の問題について裁判が行われるのはが初めてです。これは珍しい事例です

と検察官リーナ・デヴガン氏は語っています。

現在この容疑者のIS女性は犯罪を否定しています。

現在ISから帰国したIS女性3人のうち1人が逮捕されたことになりますが、2人は今も釈放されたままです。大きな事件が起きないことを願います。