スウェーデン 福祉大国の深層 続報!

『スウェーデン 福祉大国の深層』を水曜社より商業出版(政府刊行物)して頂けました。読者の方からの要望を頂きスウェーデンの時事ニュースを主な内容とし、日本にも役立ち社会貢献にもつながるようなブログを記させて頂きます。

スウェーデン「性犯罪:乗客の16歳少女をタクシー運転手がレイプ」

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性犯罪:乗客の16歳少女をタクシー運転手がレイプ

現在のスウェーデンでは性犯罪が増加しています。

 

 スウェーデン全国犯罪防止評議会(Brå)によれば、2020年のレイプ数は2019年と比べ9%増加し、9,360件のレイプ数が報告されています。

 

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また性犯罪で逮捕されたものの、日本ではあまり聞かないような性的不眠症無罪となる被告人まででています。

 

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9月21日のスウェーデン共テレビSVTには、9月7日にマルメ地方裁判所タクシー運転手がタクシー乗客である16歳の少女をレイプし懲役判決が出されたと報じています。

 

スウェーデン運輸局の文書によると、この運転手はレイプが行われる以前にすでに別の犯罪を犯したことが示されていますが、当局は男性のタクシー運転手許可証を取り消す代わりに、当局は2つの警告を与えていたのみでした。

 

タクシー交通法では免許取得をしタクシー運転手になる者は、特定の要件を満たさなければならないと定めています。そして運転手は法律を遵守しなければならず、スウェーデンの運輸局によってチェックされています。

 

運転手が犯罪を犯した場合スウェーデン運輸局に通知されます。犯罪の深刻さに応じて、当局は警告を発するか、身分証明書を取り消すかを選択できるとあります。

 

スウェーデン運輸局課長マルクス・エズバゲ氏によれば、今までより多くの運転手許可証が取り消されていると認識していますが、マルメ市で有罪判決を受けたレイプ犯のタクシー運転手は以前に買春及び妻への虐待、および4つの異なる交通違反を犯していましたが運転手業務を続けていました

 

また警察は2017年までこのタクシー運転手が買春で有罪判決を受けたかをスウェーデン運輸局に通知しませんでした。

 

タクシーの運転手は、乗客である16歳の少女をレイプする約6か月前に警告を受けてましたが、今回の犯罪を起こしました。そして 9月7日、マルメ地方裁判所は被告人に2年3か月の禁固刑を言い渡したのです。

 

スウェーデン運輸局の課長マルクス・エズバゲ氏によれば、被告人は少なくとも20年間はタクシーの運転許可がでないとのことです。

 

女性や小さな子供が1人で乗ることもある公共機関のタクシーで、こうした犯罪が2度と起きないことを願います。