北海道・寿都町、最終処分場建設に向けた調査
地球温暖化が進む中、世界各国は温暖化ガスである二酸化炭素を排出しないエネルギーの使用を模索しています。
自然エネルギー増加が望まれますが不安定であもあるため、多くの国では原子力エネルギーにも頼る現実もあります。
日本では今後、原発の再稼働を進め、その割合について現在の6%を2030年度には20~22%へ拡大する国の方針となっています。
その上で避けて通れないのが、"核のごみ"です。
12月2日のNHKクローズアップ現在+では、去年、北海道・寿都町で、その最終処分場建設に向けた調査が始まったものの、賛成派と反対派の住民との間で町が分断する状況となっています。
日本では長い間議論とはなっていますが、最終処分問題はなかなか進展しません。
www.nhk.or.jp
核廃棄物の最終処分決定の発表:2022年1月27日に延期
しかしこうした核のゴミの最終処分問題は日本だけではなく、スウェーデンでも同様であり、長い間議論はされているものの進展はしていません。
しかし12月2日に新政権の下で就任したアンニカ・ストランドヘル環境大臣は、スウェーデン公共テレビSVTの中で、これまで長い間論争となっている核廃棄物の最終処分について決定を下す準備ができていると述べました。
そしてアンニカ・ストランドヘル環境大臣は、
うまくいけば、数日以内、来週には核廃棄物の最終処分の決定がされる
と発言していたのでした。
kon-51.hatenablog.com
12月8日のスウェーデン公共テレビによると、アンニカ・ストランドヘル環境大臣が12月8日の週中には核廃棄物の最終処分の決定されると発表していたものの、核廃棄物の最終処分場に関する決定は2022年1月にすることになったと報じています。
アンニカ・ストランドヘル環境大臣によれば政府の決定草案はあるものの、現時点でこの事について話したくはなく、来年の1月27日に発表予定とのことです。
www.svt.se
スウェーデンにおける核廃棄物の最終処分問題は、46年間の議論をされ続けるものの一向に決定が下されない政治的にも非常に難しい問題です。
ただこれまで何度も決定の延期がされてきているので、今回新政権は2022年1月27日に決定を下すと発表したので、今度こそ決定の延期をまたしないでほしいものです。