スウェーデン 福祉大国の深層 続報!

『スウェーデン 福祉大国の深層』を水曜社より商業出版(政府刊行物)して頂けました。読者の方からの要望を頂きスウェーデンの時事ニュースを主な内容とし、日本にも役立ち社会貢献にもつながるようなブログを記させて頂きます。

スウェーデン「爆弾事件がさらに増加、気の休まらない爆弾処理班」

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スウェーデン「爆弾事件がさらに増加、気の休まらない爆弾処理班」


2022年2月14日の公共テレビによると、近年、爆発物による犯罪がますます一般化してきていると報じています。しかし多くの事件において一般人が被害を受けていないのは幸運であるとのことです。

 

SVTニュースは、国家爆弾保護爆弾技術者にインタビューを行いました。

爆弾保護の責任者マリー・ボーグ氏によれば、現在近隣諸国の爆弾処理班を訪れている時期だそうです。

 

近隣諸国の爆弾処理班は私たち(スウェーデンの爆弾処理班)が受け持つ爆発物の量に常に驚いています

近隣諸国の爆弾処理班は本国でスウェーデンと同じような問題を抱えていませんし、またそうした問題が起きることを望んでもいません。

とマリー・ボーグ氏は述べています。

 

2021年、スウェーデン国家爆弾処理班は94回の爆発を処理しました。

昨年一番活動が多かったのは、南部の警察地域で43回の爆発があり、ストックホルムで27回の爆発事件の処理を行いました。

 

スウェーデンでさらに爆破による犯罪が増えている理由は不明であります。

 

マリー・ボーグ氏は

2年前に武器法の強化がされましたが、武器所持への罰則が甘く武器所持発見の可能性が低かったため、多くの爆発事件の可能性があると考えていました。

と述べています。

 

それ以来爆発物に対する罰則は厳しくなりましたが爆発事件は以前続いています。

そうした爆発事件処理ははストックホルムヨーテボリ、マルメの国家爆弾処理班では当たり前となっています。

 

国家爆弾処理班での爆弾技術者は約100人の警察官により構成されています。ただ正確な数とその身元は秘密情報とのことです。


また国家爆弾処理班は2021年に爆発処理以外にも、敷地の捜索、発見されたダイナマイトと手榴弾の処分など894件の事例を扱ったとのことです.

 

爆弾処理班の中では数少ない女性爆弾技術者の1人であるエメリー氏は、

最も重要なことは、チームメンバーがお互いに信頼できることです。

状況によっては本当にストレスがたまりますが、整然と落ち着いて仕事しなくてはなりません。

とこの仕事において神経質である必要があると語っています。

 

www.svt.se

 

現在、多くの爆弾事件がスウェーデンで発生しています。そのため爆弾処理班の仕事も増え、気の休まらない状況が続いているようです。