
スウェーデンでは拳銃による事件が近年増加しています。これまで第2の都市ヨーテボリと、第3の都市マルメの銃撃事件について記してきました。しかし首都ストックホルムも例外ではありません。
今度はストックホルムで2人の幼い子供が銃撃されると言う信じがたい事件が起きました。
www.svt.se
7月17日の公共テレビSVTによると、16日夜にストックホルム南部にあるフレミングスベルク地区で銃撃事件が起き、警察は土曜日の夕方20時15分に通報を受け、この銃撃で近くで遊んでいた2人の子供が負傷し病院に運ばれたと報じています。 現在数人の容疑者が逮捕されているとのことです。
警察は銃撃で病院に運ばれた子供の1人は幼稚園児であり、もう1人は小学校生ほどの年齢であると語っており、現在、殺人未遂として備調査が開始されていますが、状況はいまだ不明であるとのことです。
警察のスポークスマンであるマット・エリクソン氏は
事件の動機はわかりません、
と語っています。
ただ17日の新聞アフトンブラデットの記事によると、この銃撃は喧嘩から始まったと記されています。
www.aftonbladet.se
現在、容疑者9人が逮捕されましたが、警察は逮捕者の詳細を明らかにしていません。また 警察は搬送された子供たちの命を脅かすほどの負傷ではないと報じています。
ストックホルムでは7月1日に、同地区のフレミングスバーグ地区で25代の男性が射殺された事件が起きたばかりです。
そのためSVTは警察に、今回の子供2人が銃撃された事件と、7月1日のフレミングスバーグでの殺人事件と関係があるかを尋ねたところ、
今、結論を出すのは時期尚早です。 現在調査中であります。
と答えています。
7月1日にストックホルムで起きた25歳男性射殺事件
www.svt.se
7月17日夜に2人の幼い子供が銃撃された事件です。しかしなぜか翌日18日のチャンネル4の朝のニュースでは、ほんの20秒ほどニュースとして報道されるだけあり、コロナやドイツの洪水災害、スポーツなどのニュースのほうがこの銃撃事件より長く報道されていました。
スウェーデンでは拳銃事件が毎週のように起きています。そのため拳銃事件自体がもうそれほど大きな事件ではないのかもしれません。
ただ日本人の感覚ですと幼い子供2人が銃撃されたのですから、もう少し大きなニュースとして報道されてもよい気もします。
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