
スウェーデンでは近年、毎日のように銃撃事件が発生しています。
その数は多く今年7月だけでも34件と、1日1件以上の銃撃事件が発生しています。
8月30日のスウェーデン公共テレビSVTによると、警察は8月29日の日曜日夜から30日の月曜日にかけ、ストックホルムでは4か所の異なる地区で銃撃事件発生の通報があったと報じています。
1件目の銃撃事件としては、ストックホルムのジュルスタ地区で夜間に銃撃があり、20代の男性が死亡しもう1人の男性が重傷を負いました。警察は合計8人を逮捕しました。
ストックホルム地域警察の報道官であるオラ・エステルリング氏は、
彼らは殺人と殺人未遂の疑いがあります。
と深刻な銃犯罪の可能性があると述べています。
2件目の銃撃事件は、ストックホルムのヘゲルステン地区で起き、29日の日曜日午後11時に警察に銃撃があったという通報がありました。この事件は重大な銃犯罪として調査されています。
3件目の銃撃事件は、ストックホルム南部のブレデン地区で起き、警察は銃撃の通報を受けました。
4件目の銃撃事件は、29日の日曜日夕方20時に、1件目の銃撃事件のあったジュルスタ地区と同じエリアにあるテンスタ地区で銃撃があったと通報がありました。
警察官のスカガリッド氏は
おそらくこれらの事件を関連づけるべきではありません、人々はそこでよく銃撃事件が起きる事を知っているべきです
と語っています。
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研究者:警察職員を1万人増やすという目標は達成されない
こうした拳銃犯罪や凶悪犯罪に対処するため、スウェーデンでは警察官の増員が計画されています。
そして政府の目標としては2024年までに警察職員をさらに1万人増加させるとしています。
しかし警察官採用試験を調査している研究者によると、目標が達成される可能性は低く、試験で拒否される申請者が多すぎると述べています。
警察官採用試験を調査している研究者であるアンダース・シェーベルグ氏は、
可能性はありません、それは統計的に不可能です
と語っています。
記事によると、政府が警察に2024年までにさらに1万人増員するように命じてから、半分以上の時間が経過しました。これまでに5千人近くが雇用されていますが、訓練を受けたうち警察官となったのは5人に1人であり、残りは一般職員とのことです。
政府は目標である警察職員1万人増員のうち、どれだけの人数が警察官になるべきか要件はありませんが、警察当局自体は、職員の70パーセントが2024年末までに警察官になるという目標を持っています。
しかしこの警察官増員目標を達成するためには、さらに多くの人々が警察教育を受ける必要があるとのことです。
スウェーデンではこの数年間だけでも、凶悪犯罪や銃犯罪が急激に増加しています。ほぼ毎日のようにスウェーデンの新聞やニュースで銃撃事件が報道されています。
また最近の防犯協議会Bråによる調査で、移民系スウェーデン人による犯罪が、先住のスウェーデン人による犯罪を大きく上回っていることも公式発表されました。(詳細は別の機会に記します)
現在のスウェーデンでは移民難民が増え、凶悪犯罪も増加しています。早急に歯止めをかける対策を講じる必要がでてきています。
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