スウェーデン 福祉大国の深層 続報!

『スウェーデン 福祉大国の深層』を水曜社より商業出版(政府刊行物)して頂けました。読者の方からの要望を頂きスウェーデンの時事ニュースを主な内容とし、日本にも役立ち社会貢献にもつながるようなブログを記させて頂きます。

スウェーデン「7月だけで34件の銃撃事件!事件は郊外から市街地へ」

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近年の銃撃事件の様子は少し変わってきてもいます。

 

8月3日にスウェーデン南部クリシャンスタード市で銃撃事件が発生し、20代と30代の2人の男性と60代の女性の3人が銃撃されました。

 

これに対し、8月4日のSVTの記事のクリスチャンスタッド警察の責任者であるアンダースオロフソン氏は、数年前までは銃撃事件は市内中心から離れた地区で発生していましたが、現在では公共の場での銃撃も増加しており、無実の人々が負傷するリスクが高まっていると述べています。

 

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8月3日のSVTの記事では、2021年7月だけでも34件の拳銃事件が発生し、4人が死亡、13人負傷、スウェーデンでの銃撃が引き続き高水準であると報じています。

 

今年の1月から7月の間で、国内では約180回の銃撃が行われ25人が死亡したとのことです。

 

その中でも大きな事件としては、ヨーテボリ市ビショップスゴーデン地区での警察官射殺事件、同市ヘグスボ地区での美容室での射殺事件ストックホルム市フレミングスバーグ地区での2人の子供が負傷した銃撃事件を取り上げています。

 

2021年全体の統計を見ると、2020年の同時期と比較すると、銃撃数と負傷者数がわずかに減少しているとのことですが、死亡者数は昨年と変わらないとのことです。

 

マルメ大学の犯罪学者であるマンネ・ジェレル氏は

他の国と比較して、スウェーデンはまだ非常に高い

とSVTの記事で述べています。 

 

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さらに8月6日のSVTの記事によれば、5日の夜にリンシェーピングで10代の少年が射殺されました。8月9日のSVTの記事ではヨーテボリ市でアグネスベルク地区で男性が銃撃され負傷した事件も起きています。

 

7月だけで34件の銃撃事件のため、1日1件以上の銃撃事件スウェーデン国内で発生していることになります。

 

また近年では郊外でギャング関連の銃撃事件だけではなく、市街地子供やお年寄りなどの一般市民を巻き込む事件も増えてきています。少しでも拳銃事件が減り安心して生活できる社会となってもらいたいものです

 

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