
銃撃事件: 4ヶ月間に同市で3度、今度は街中レストランで発砲
現在、スウェーデンは毎日のように銃撃事件が発生しています。
これまでも銃撃事件は発生していましたが夜間や人気の少ない場所でありました。
しかし最近は日中や人の多く集まる中心地やレストランでも発生するようになっています。
8月25日の公共テレビSVTによると、リンシェーピング市の中心地であるスケゲトルプセンターのレストランで銃撃があり30代の男性が亡くなったと報じられています。
警察によるとその殺された男性は犯罪組織に属していました。
25日の昼食時間の後、警察へ街中スケゲトルプセンターのレストランで銃撃があったと通報がありました。
私は5発の銃弾を聞き、恐怖を感じて階段の吹き抜けにぶつかった
目撃者は話しています。
射殺された男性はレストランで食事をしていました。
警察は殺人事件の調査を開始し、現場近く広域が封鎖されました。しかし今のところ容疑者は見つかっていません。
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SVTの記事によると、25日に起きた銃殺事件は過去4か月間にリンシェーピング市だけで起きた3度目の銃殺事件です。
5月にベルガでの銃撃後に1人が殺害され、8月初旬にベルガの中心部で別の銃撃が行われ10代の少年が殺害されました。
いずれの場合もギャング犯罪との関連があり、5月の殺人以来、2台の監視カメラがベルガの中心に設置されています。
これらの殺人事件は事件が日中帯に行われ、目撃者がいる大衆のいる場で起きたという共通点があります。
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ヨーテボリ市で起きた最悪のレストラン内銃撃事件
ただ一般市民のいる公共の場で起きた事件はこれだだけではありません。
2015年にヨーテボリ市では、4人の男がヨーテボリ市のビスコプスガルデン地区にあるパブに完全装填されたAKMアサルトライフルをもち入り、無差別乱射する痛ましい事件が発生しました。

このときバーではサッカーの試合を見ている人々でいっぱいでした。
犯人は部屋の中歩き回り標的者を探し回り、テーブルやバーに座っている人々にも無差別に銃撃しました。そして標的である男を見つけると顔を撃ち殺害しました。標的はライバルギャングの25歳の男でした。
警察の報告によると、被害者は「顔が残っていなかった」とのことです。
犯人は出て行く途中でもさらに生存者を撃ち殺し、他の容疑者が運転する近くの車で現場から逃走しました。

(防犯カメラがとらえた犯行時の動画が下記にあります(新聞エクスプレッセン報道より))
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2016年の公共テレビSVTによると、7人が逮捕され残忍な銃乱射と二重殺人で控訴裁判所で有罪判決を受けました。
しかし殺人で有罪判決を受けた人は誰もいませんでした。
その代わり7人全員が殺人未遂の支援と幇助、殺人未遂の支援と幇助で有罪判決を受けています。
これはバーの中で誰が武器を持っていたかを証明することができなかったためと報じています。
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現在スウェーデンでは非常に多くの銃撃事件が発生しています。
これまで夜間帯で起きていたギャング間の抗争が日中帯にも発生し、さらに市内中心地のレストランや子供のいる公園でも起きるようになってきています。
にもかかわらず取り締まる警察官不足という問題も起きています。
早急に解決策を打ち出し、子供も安心して暮らせる社会に戻ってほしいものです。
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