スウェーデン 福祉大国の深層 続報!

『スウェーデン 福祉大国の深層』を水曜社より商業出版(政府刊行物)して頂けました。読者の方からの要望を頂きスウェーデンの時事ニュースを主な内容とし、日本にも役立ち社会貢献にもつながるようなブログを記させて頂きます。

スウェーデン「7月30日だけで4つの銃撃事件発生!1週間平均3.7件、2日に1件以上の拳銃事件数」

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同日で4つの銃撃事件発生!

今月7月30日金曜日スウェーデンでは、1日だけで4つの拳銃事件が異なる都市・地区で発生しました。

 

ルレオ市 1件 (7月30日)

共テレビSVTによれば、7月30日にスウェーデン北部ノールボッテン県にあるルレオ市で、発砲があったという通報があり、警察が向かったところ25歳の女性が死亡しているのが発見されました。

 

警察の報道官であるリブファーレン氏は、

地域の対策組織は、この地域で支援と活動を行ってきました。

10時過ぎに、ショットに似た何かを聞いたという電話がありました。 現場にパトロールを送りましたが、そこで亡くなった人が見つかりました

と語っています。

 

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ヴェステロース市 1件 (7月30日)

同日の7月30日にスウェーデン中部にあるヴェステロース市住宅街でも、銃撃事件が発生しました。

 

午後10時30分、通報者が発砲音を聞き警察に通報が行き、警察が駆け付けると負傷者が屋外で発見されたとのことです。

 

警察のスポークスマン、リンダ・ウィンジ氏は、

その結果、自由を奪われた人です。 男性である以外は、年齢など何も言えません。 今後も技術調査を継続し、取調べを行います。 負傷した男性はまだ入院中です。

と語っています。

 

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ストックホルム 2件 (7月30日)

また同日の7月30日にストックホルムのバガルモッセン地区でも銃撃音があり警察に通報がいき、警察は銃撃があったと報じています。また数人の喧嘩もあったことも確認されています。

 

さらにストックホルム南部のカールトルプ地区でも銃撃事件があり、男性が屋外で数回撃たれたのが発見され、救急車で病院に運ばれ手術を受けました。 警察は現在調査中です。    

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ストックホルムでは先週だけでも、24日ストックホルム郊外のフィスクサトラ地区のピザ屋で拳銃発砲事件26日ストックホルム北西部のテンスタ地区で若い男性が腕を撃たれた事件があったばかりです。

  

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7月の1週間の拳銃事件数は平均3.7件、2日に1件以上発生

現在のスウェーデンでは非常に多くの拳銃事件が発生しています。

私が知る限り7月に起きた拳銃事件だけでも、

 

ストックホルム7月16日に幼い子供2人が銃撃された事件を含め7件

ヨーテボリ市:7月1日には警察官が射殺される事件を含め2件

マルメ市:6件

スウェーデン全体:今月だけで17件にもなっています

  

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一週間の平均では約3.7件の拳銃事件2日に1件以上の拳銃事件が発生したことになるのです。そしてその多くの事件では犯人が見つからず未解決となっています。

 

またこの拳銃事件数は私の知る限りの件数ですので、実際にはさらに多くの拳銃事件が発生していると考えられます。 

 

あまりにも拳銃事件数が多いため、私自身も正確なすべての拳銃事件数を把握するのが難しくもあります。それほど現在のスウェーデン拳銃事件が多発し、年々増加しています。ただ以前はこれほどまで拳銃事件が多くなかった気がします。

 

多くの拳銃事件はギャングと関係する事件が多く、移民系の犯人が多いという事実もあります。(詳しいことは今度書いていくつもりです)

 

非常に大きく根の深い問題であるため解決には時間がかかると考えられますが、少しでも拳銃事件が減り安心した社会に戻ることを願っています。

 

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