スウェーデンでは現在、コーラン焼却デモが頻繁に起きています。
しかしスウェーデンでは今年に入り言論の自由のためコーラン焼却が合憲であると裁判所が判決を下しました。
その為コーラン焼却デモが予定されていても、警察は拒否できないため頻繁にコーラン焼却デモが開催されています。
7月31日に再びコーラン焼却がストックホルムで行われました。
また8月3日再びコーラン焼却デモをイラン大使館前で行う予定だと報じています。
下記の7月31日のスウェーデン公共テレビSVTの記事を抜粋いたします。
コーラン焼却事件は、スウェーデンにおける外交的危機と治安の悪化をもたらしています。この事件の中心には、37歳のサルワン・モミカと48歳の彼の仲間、サルワン・ナジェムがいます。彼らは再び月曜日に議会の外でコーランを焼きました。
「私はこの本が禁止されるまで続けます」とモミカは言います。
SVT(スウェーデンの公共テレビ局)がボトキルカの駐車場でサルワン・モミカに会ったとき、彼は警察と電話で話していました。彼は、レストランのオーナーが彼に飲み物を売らなかったため、警察に通報したいと説明しています。
「私は私に与えられた言論の自由を行使しただけです」と彼は言います。
数分後、知らない男性が立ち止まり、彼を撮影したとのことで、再び警察に電話をかけます。
「私は命がかかっていて、いつでも死ぬかもしれません。警察の責任は私と私の命を守ることです」とサルワン・モミカは言います。
滞在許可の再考
彼は2018年にスウェーデンにやって来て、2021年4月に3年間の滞在許可が与えられました。しかし、最初のコーラン焼却事件の後、移民庁はサルワン・モミカの滞在許可を取り消す可能性について調査を開始しました。理由は、国内に滞在する権利に影響を与える可能性のある新しい情報が当局に届いたためです。
ソーシャルメディアには、サルワン・モミカがイラクにいた頃の動画や写真が拡散されています。これによれば、彼はイランと密接な関係のあるシーア派の傘下組織に所属し、ISテロ組織と戦っていたキリスト教の民兵グループのリーダーだったとされています。
「それはイラク政府が私についての嘘を広める方法だけです。私は政党の指導者であり、民兵のリーダーではありません。イラクのすべての政党は自衛のために軍事組織を持っています」と彼は言います。
スウェーデンに来てから、彼はソーシャルメディアでスウェーデン民主党に対する共感を表明しています。
仲間:48歳の男性
コーラン焼却の行動には、48歳のサルワン・ナジェムも参加しています。彼は複数の申請書を警察に提出したこともあります。ナジェムは1998年にイラクから移民し、2005年6月にスウェーデンの市民権を取得しました。
サルワン・モミカとサルワン・ナジェムの両者は、人種差別的な言動の疑いで現在調査中です。
これまでに彼らは3回のコーラン焼却行動を行いましたが、さらに新たな集会の申請書が警察に寄せられています。次回の集会はイラン大使館の外で行われる予定です。
www.svt.se
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