スウェーデンでは、6月28日にコーラン焼却集会が行われました。
このコーラン焼却を受け、イラクのバクダッドでは、スウェーデン大使館が襲撃され、他の中東諸国でも強い反応があり、ヨルダン政府からは公式な声明が出され、モロッコでは大使が召還されるなどあったと、6月29日のスウェーデン公共放送SVTで報じています。
下記に6月29日のスウェーデン公共テレビの記事を抜粋します。
木曜日にイラクの首都バグダッドにあるスウェーデン大使館が襲撃されました。外務省によると、大使館のスタッフは建物を脱出し、安全な場所に避難することができたとのことです。
「それはあまり驚くことではありません」とSVTのトルコ特派員は言います。
人気のあるシーア派の指導者であり影響力があるムクタダ・アッ=サドルは、水曜日にストックホルムでのコーラン燃焼に対して彼の支持者に抗議するよう呼びかけたとされています。その後、支持者たちはバグダッドのスウェーデン大使館に向かったとされています。
「それはあまり驚くことではありません。私たちはスウェーデンでのコーラン燃焼に非常に強い反応を見てきました」とSVTのトルコ特派員トマス・トーレンは述べました。
ソーシャルメディアに投稿された、検証されていない写真には、スウェーデン大使館の外と内で大勢の人々が見られます。AFPの写真家によれば、襲撃は約15分間続き、その後、治安部隊が現場に到着したことで終息したと報じられています。
コーラン燃焼に対する反応
火曜日にストックホルムの中心部のモスクの外で37歳のサルワン・モミカ(スウェーデンのイェルナに住むイラク出身)がコーランを燃やしたことに対し、多くの強い反応と非難が寄せられています。
「中東の多くの地域で激しい反応が起こっています。ヨルダンからの公式な声明、モロッコが大使を召還するなどの行動が見られました。イランも声明を出し、イラクも公式な非難声明を出しています」と、SVTの国際特派員リナ・マーラーズは述べています。
また、トルコの大統領レジェップ・タイイップ・エルドアンもこの日のコーラン燃焼を非難しました。 スタッフは安全に大使館のスタッフは大使館を離れ、安全な場所に避難したとされています。
「私たちは状況について十分に把握しています。我々の大使館のスタッフは安全におり、外務省は彼らと継続的に連絡を取っています」と、スウェーデンの外務省はSVTニュースにメールで伝えました。
www.svt.se
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