スウェーデン 福祉大国の深層 続報!新刊「北欧、幸福の安全保障」5月下旬発売予定。ブログ名変更予定

2021年に『スウェーデン 福祉大国の深層』が水曜社より商業出版して頂け、アマゾン国際情勢ランキングでも1位にしても頂けました。 この度、2024年5月下旬に2冊目の書籍として「北欧、幸福の安全保障」を発売予定です。内容は幸福度の高い北欧、特にスウェーデン、フィンランド社会を「幸福」という視点から多面的に捉えて記しています。 また、人々の幸福の大前提ともなるNATO加盟を含む安全保障についても記載しています。 全国の書店で販売予定なので、もし良ければお手にとりお読みください。 日本にも役立ち、より良い

スウェーデン「イラク外務省:コーラン燃やし犯の引き渡しを要求」」

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スウェーデンイラク外務省:コーラン燃やし犯の引き渡しを要求」」

 

スウェーデンでは6月28日にコーラン焼却が行われましたが、これを受けイスラムの国であるイラクでは、スウェーデン国旗やプライドの旗が燃やされ、またイラク外務省はスウェーデンコーラン焼却した者を引き渡すように要求してると、6月30日のスウェーデン共テレビSVTで報じています。

 

下記にスウェーデン共テレビSVT の記事を抜粋します。

スウェーデンでのクルアーン燃やしに対する反応として、イラクでは連続した2日目のデモが実施されました。しかし、木曜日に大使館地区が襲撃された後、デモ参加者に対して騒乱を避けるよう呼びかけが広がりました。

 

スウェーデン王国の国旗を燃やすことは許可されていません」と、シーア派指導者ムクタダ・アッ=サドルの支持者たちが金曜日のデモに先立って受け取った指示には書かれています。指示ではまた、デモ参加者に対して大使館を襲撃しないように促し、治安部隊と協力するように求められています。

 

「私たちはスウェーデン政府からの謝罪とクルアーン燃やしの犯人の法的処罰を求めています」と、デモ参加者でジャーナリストのファイク・アッバス氏はバグダッドからの電話で述べました。 プライドフラッグが焼かれました。

 

もしスウェーデンから公式な謝罪がない場合、デモ参加者は措置を取る用意ができていると彼は言います。

 

「私たちにはできることがたくさんあります。スウェーデン製品をボイコットすることができます。それはスウェーデンの経済に影響を及ぼすでしょう」とアッバス氏は述べました。

金曜日の午後、バグダッドスウェーデン大使館の外で数千人がデモに参加しました。デモでは、木曜日よりもはるかに穏やかな状況で、少なくとも10枚の大きなプライドフラッグといくつかのスウェーデンの国旗が焼かれました。

 

イラク外務省:クルアーン燃やし犯の引き渡しを要求

イラク外務省は、クルアーンを燃やした人物をイラクに引き渡すことを要求しています。

 

イラク政府は、この人物をイラクに引き渡し、イラクの法の下で裁かれることを要求しています」と、イラク外務省の広報担当であるアーメド・アル・サハフ氏は、SVTに対して述べました。

 

もしスウェーデンが引き渡しに反対するなら、イラクは外交経路を通じてスウェーデンの立場を評価するでしょうとアル・サハフ氏は述べています。 中東研究者:スウェーデンのイメージが揺らいでいる

 

アレクサンダー・アタロディ氏、以前は国防総合研究所(FOI)の中東研究者であった彼は、スウェーデンのイメージが継続的に悪化しており、これは重大で不幸な状況だと指摘しています。

 

「これはイラクとの関係以上のものです。抗議はバグダッドで起こったかもしれませんが、これはそれ以上のものです」とアタロディ氏は述べています。

 

アタロディ氏は、繰り返されるクルアーン燃やしは多くの人々を刺激していると指摘しています。

 

「中東には約4.5億人の信仰心のあるムスリムがおり、彼らにとってこれは理解しがたいものです。スウェーデンのイメージは明らかに傷ついています」とアタロディ氏は述べています。

 

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