
スウェーデン「労働移民の規則強化検討:最低月給3万3千クローナ(約44万3千円)へ」
2月17日のスウェーデン公共テレビによりますと、政府とスウェーデン民主党は労働移民の規制を行うため、最低労働賃金を引き上げると報じています。
この規制が導入されると、今後スウェーデンでは高度技術保持者でないと労働許可が下りなくなると予想されます。
記事によれば、政府と協力者間で最低賃金で合意し、EU 圏外の国からスウェーデンに来るには、
およそ平均月給 3万3千クローナ (約44万3千円)が必要となります。
現在の最低労働賃金としての平均月給 13,000クローナ(約17万円)ですので大幅な増加となりました。
ただ一部の職種にはこの最低労働賃金が免除されるそうです。
労働市場大臣ヨハン・パーソンによると、、
高度な資格を持つ人にとっては、今後も簡単であるはずだ。
と述べています。
まだ政府によれば明確に規制を設けたい職種には介護者とのことです。
移民大臣のマリア・マルマー・ステネルガルド氏は、
介護産業は、大変に詐欺犯罪と結びついており、法執行当局は、組織犯罪との明確な関連性を認識しています。私たちはそれを終わらせたい。
と語っています。
労働組合やいくつかの団体で、この政府案に批判もあるようですが、
政府は来年はじめまでに調査を終了したいとのことです。
現在、右政党スウェーデン民主党と協力し、連立政権下にある政府では、移民規制への法案づくりが進んでいます。
www.svt.se
リンク