高齢者施設でのカレマスキャンダル
2011年にカレマスキャンダルと呼ばれる、スウェーデンの社会に衝撃を走らせた事件が起きました。このスキャンダルは国内大手の高齢者介護施設、カレマのずさんな実態が表面化した不祥事です。
ベンチャー企業であるカレマは投資家の収益重視の運営を行い、サービスの質を下げてまでコスト削減を行っていました。
そのため人件費節約のために、夜は入所者をベッドに縛り付けたり、オムツ交換も一定の重量になるまでしてはいけないという指示も出していました。このスキャンダルにより、スウェーデンの高齢者施設での実態が明らかになりました。
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エーテル改革により民営化された介護者施設は、コスト重視となりコスト削減を迫られたことで、サービスや介護の質の低下、老人ホーム内での犯罪件が発生など多くの問題を生んでしまいました。
エーテル改革による民営化の影響をうけ、現在のコロナ危機下で多くの高齢者の死亡している高齢者施設の状況を改善しなければならないと、公共テレビSVTでローベン首相は語っています。
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