スウェーデン「ギャング犯罪激化:軍隊の支援要請、9月だけで12人殺害」
現在、スウェーデンではギャング犯罪が急増しています。
ストックホルムでは、ギャング抗争で今年9月だけで12人が殺害(11人銃撃、1人爆弾)され、過去最大となっています。
さらに、この1年間だけで約20人の無関係の市民が銃撃に巻き込まれ、7人が死亡しています。
9月28日にもストックホルムで起きたギャングによる爆弾事件で無関係の女性が犠牲となりました。
こうしたギャングによる犯罪事件に対して、28日にウルフ・クリステション首相は国民に演説を行い、ギャング犯罪に対して、軍隊が警察の支援を要請しギャング犯罪に立ち向かうと発表しました。
下記に9月30日のCNNの記事を抜粋します。
スウェーデンのクリステション首相は国内で発砲事件が今月多発し、犠牲者が記録的な水準に達している事態を受け、軍の最高司令官や警察首脳を29日に招集し、ギャング犯罪対策を話し合う方針を明らかにした。
28日に行った全国向け演説で、ギャング組織を封じ込めるため軍が警察を支援する方途を探るとした。凶悪事件では子どもや罪のない住民も巻き込まれていると述べた。
ロイター通信によると、同国内では今月、大都市圏だけでなく小さな町でもギャングが絡む暴力が頻発し、発砲件数は最多を記録した。銃が関係する死者は11人に上り、2019年12月以降では最悪となった。
同通信によると、地元警察はギャング犯罪に直接関与したりつながりを持ったりする住民は約3万人とみている。地元警察はCNNの取材に、首都ストックホルム近くでは27日、ギャングの犯罪に関連して12時間内に男女計3人が殺害される事件が起きたと説明した。
首相は「事態の深刻さをいくら強調しても足りない。スウェーデンでこんな事態はかつてなかったし、欧州の他国でも直面したことはない」と強調。「我々はギャングを追い詰め、敗北させ、法廷に引きずり出すだろう」と主張。
「彼らが外国人であるとしたら、追放するだろう」と続けた。
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