スウェーデン 福祉大国の深層 続報!

『スウェーデン 福祉大国の深層』を水曜社より商業出版(政府刊行物)して頂けました。読者の方からの要望を頂きスウェーデンの時事ニュースを主な内容とし、日本にも役立ち社会貢献にもつながるようなブログを記させて頂きます。

スウェーデン「ヨーテボリ市大学病院:整形外科のみで1000人が1年以上手術まち、8年以上待つ患者も」

https://apiwp.thelocal.com/wp-content/uploads/2009/12/baa7b240f39a1ddd965f50df9e3f024be747bc7509b4859a1c78b898c7b8f252.jpg

スウェーデンヨーテボリ市大学病院:整形外科のみで1000人が1年以上手術まち、8年以上待つ患者も」

日本では病気になれば街にある病院にいき、風邪程度であれば1000円ほど払えば専門医にすぐに診察し治療が受けられます。

 

しかし、こうした当前のように専門医にすぐに診察してもらえる日本の医療は世界から考えると当たり前ではありません

 

2月10日のヨーテボリ新聞によれば、ヨーテボリ市内にあるサラグレン大学病院の整形外科では、
現在、3000人の患者が手術待ちとなっており、1000人以上が1年以上手術まちである報じています。

 

記事の中でインタビューを受けた女性は、3年手術を受けるために待っていると話しています。

しかし中には背中の手術のために、8年を待った83歳の女性までいると報じています。

 

こうした長い診察待ち、手術待ちはスウェーデン国内でよく問題として取り上げられ議論はされています

しかし、長い年、議論さればかりであり一向に診察待機時間が短くなったり、手術待ち時間が短くなったりしておらず、一向に問題が解決されません

 

また実際にヨーテボリ市のサラグレン総合病院で働く専門医の話では、

多くの人たちは、ヨーテボリ市のサラグレン総合病院は一番働きたく良い病院であると思っている。

しかし実際には医師や看護師への待遇が悪いため、多くの医師や看護婦がノルウェーの病院へ移ったり

他の街の待遇の良い病院へ移ってしまっている

そのため以前にも増してサラグレン総合病院の状況は悪くなっていると話していました。

 

www.gp.se