ヨーテボリ市 爆弾事件:容疑者が水死体で発見される
9月28日、スウェーデン西部にあるヨーテボリ市で何者かがアパートに爆弾をしかけ大爆発が起きる爆弾事件が発生しました。
この爆発によりアパートの140世帯、周囲の何百人もの人々が避難、16人が病院に運ばれる事態となり、ヨーロッパの多くのメディアでニュースとして取り上げられました。
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その後、容疑者として55歳の男性が浮かびあがり、警察はその男の行方を追っていました。
10月6日、とうとう容疑者はみつかったもののすでに生存しておらず、ヨーテボリ市を流れる川で水死体となって発見されたのでした。
10月6日のスウェーデン公共テレビSVTの記事によると、警察は数日間容疑者を捜索していました。そして容疑者は10月5日、深刻な公共物破壊と殺人未遂の容疑で国際指名手配となっていました。
しかし10月6日、55歳の容疑者はヨーテボリ市を流れるイェータ川水中で遺体となって発見されたのでした。
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この事態に対してヨーテボリ警察署長アンダーシュ・ボリエソン氏は、
今容疑者が見つかりうれしいです。ただ彼が生きていることを望んでいました。 捜査が長引いた事で市民への懸念が生じたことを我々は理解しています。 現在、捜査作業は、事件の経過と爆発の原因をよりはっきりするため続けられています。
検察官のマリア・ソレル氏によれば、
容疑者への予備捜査は終了しますが、それ以外の場合、予備捜査では爆発原因を特定し、他にも加害者がいるかどうかを捜査を継続する
と語り、殺人未遂、公共物破壊に対する捜査は継続されるとのことです。
ただ容疑者が水死体で発見されたという事は、何かしらの犯罪組織により殺害された可能性は非常に高いはずです。
警察は犯人が水死体で発見されたことに喜んでいる状況ではなく、容疑者を殺害した犯罪組織を早急に突き止め、次の犯罪が起きないように最善を尽くすべきではないでしょうか。
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