スウェーデン 福祉大国の深層 続報!新刊「北欧、幸福の安全保障」5月下旬発売予定。ブログ名変更予定

2021年に『スウェーデン 福祉大国の深層』が水曜社より商業出版して頂け、アマゾン国際情勢ランキングでも1位にしても頂けました。 この度、2024年5月下旬に2冊目の書籍として「北欧、幸福の安全保障」を発売予定です。内容は幸福度の高い北欧、特にスウェーデン、フィンランド社会を「幸福」という視点から多面的に捉えて記しています。 また、人々の幸福の大前提ともなるNATO加盟を含む安全保障についても記載しています。 全国の書店で販売予定なので、もし良ければお手にとりお読みください。 日本にも役立ち、より良い

南アフリカでの新たなコロナ亜種発見:金融市場への衝撃

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南アフリカでの新たなコロナ亜種発見:金融市場への衝撃

11月26日のスウェーデン共テレビSVTによると、南アフリカで発見された新しいコロナウイルス変異種の発見が世界の金融市場に衝撃を与え、26日にほとんどの証券取引所で株価が下落したと報じています。

 

記事によれば、価格の下落はアジアで始まり、東京証券取引所は最終的に-2.5%で、香港証券取引所-2.7%で取引を終えました。そして、ヨーロッパの株式市場での取引が始まると、さらに下落は大きくなりました。

 

SVTの財務評論家クリスティーナ・ラーガーストロムによると、この強い市場の反応は、現在のワクチンが新しいウイルス変異体に対応できないという恐れによるものだそうです。

 

また投資家は感染が拡大し医療への圧力が大きくなると、再び多くの国でロックダウンされそれが経済や企業へ非常に大きな打撃を与えることを知っているとのことです。

 

そしてドイツやオーストリア、オランダなどの国々ではすでに新たなロックダウンが行われているため、人々の不安は収まっていません。そしてこの新たな未知のウイルス変異体は、新たなロックダウンを引き起こるリスクを高めると報じています。

 

ストックホルム証券取引所でも、最初の取引で価格が約3%下落し、その後は幾分上昇したとのことです。ロンドン、フランクフルト、パリ証券取引所でも同じような傾向がみられます。

 

また株価が下がっている観光業界や航空業界の企業だけでなく、貿易産業にも影響がでているとのことです。

 

南アフリカで発見された新しいコロナウィルスの亜種は、世界経済に大きな影響を与えているとことのことです。