
コロナ情報:社会再開に伴いスリ犯数が増加
スウェーデンでは9月29日から大幅な規制緩和が実施されました。そのため映画館、美術館だけではなくバーやディスコクラブも通常営業にもどりました。
ただそうした社会が再開するに伴いスリ犯罪件数が増加していると、スウェーデンの警察が報告しています。
9月30日の公共テレビSVTによれば、昨年のコロナ感染が発生し、2020年3月から社会が閉鎖し始めたときスリ犯罪の件数も減少していました。 SSF盗難防止協会の統計によると、2019年3月から12月で約30,000件のスリ犯罪が、2020年3月から12月では約14,500件に減少しました。
しかし、2021年の4月以降はこの傾向が逆転し始めています。多くの人々がワクチン接種をしたため屋外での活動が増え、スリ犯罪に出くわす機会も増えます。
コロナ以前と同じレベルにはなっていませんが、多くの人々が社会活動をはじめ、映画館、パブ、カフェへ行き始めています-スリ犯が行われるすべての場所です
と盗難防止協会の専門家であるリナ・ニルソン氏は語っています。
そしてコロナ規制によるソーシャル・ディスタンス(社会的距離)が、私たちの意識を低下させたかもしれないとリナ・ニルソン氏は信じ考えています。
またコロナ禍では犯罪集団の行動も変えました。多くの人が自宅で仕事をしているためアパートや住宅窃盗件数は減少していますが、地下室や屋根裏部屋での窃盗件数は増加していると盗難防止協会は述べています。
社会が通常に戻るにつれ、犯罪もこれまでのような傾向にもどってきているようです。日本も徐々に規制が緩和していくと考えられますが、スリ被害にあわないようどうかお気を付けください。
www.svt.se
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