
ナチズムに固執し学校襲撃した15歳の少年
8月19日にエースレーブ市にある高校で15歳の少年が学校の教師を刃物で刺し警察が出動し、警官が威嚇発砲を行う学校襲撃事件が発生しました。
8月20日の公共テレビによると、犯人である15歳の少年は逮捕され、少年は犯罪を否定せず深く後悔をしており、殺すつもりはなかったと報じています。
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8月23日の新聞アフトンブラデットによると、15歳の少年は穏やかで親切と言われていましたが、ナチズムに固執してたと報道しています。
記事では、犯人の少年は子供たちの中でとても穏やかで親切と言われていました。そのため町の子友達は犯人の少年がなぜこれほど重大な犯罪を犯したのかを理解しようとしていると記しています。
少年を知る友達のアリ君は、
彼はとても親切でしたが、最近ヒトラーについてたくさん冗談を言い始めました
と話しています。
また別の友達のアリ君は、
(犯人の友達は)前日面白かった。彼は冗談を言っていて、普通でした。翌日、彼は学校に来て、先生を刺しました。
と話して言います。
アリ君と15歳の犯人の少年は仲良しでありましたが、アリさんがいうには、
犯人の少年は最近もいつも通りでしたが、少年は1年前からナチズムと白人至上主義に固執していたと語っています。
アリ君は15歳の犯人がナチズムに真剣に興味を持っているとは決して思ってなく冗談だと受け止め、
彼はヒトラーについてたくさん冗談を言った。彼はナチスのサインを作りたくさん冗談を言っていた。ただ学校ではそうした冗談を言う人はたくさんいます
真剣に受け止めていませんでした。ただ本当に格好いいと思ってました。
と話しています。
ジョセフ君は、中学校で15歳の犯人と同じ学校に通っていました。
彼は学校で一番格好いい男の子ではなかったです。彼はコンピューターやハッキングなどに興味を持った人でした。彼はあまり話しませんでしたが、親切でした。
と話しています。
ルンド地方裁判所の裁判官は、少年が警察捜査に支障を及ぼしたり再度犯罪を犯すリスクがあるため、15歳の少年を制限付きで拘留すると決定しました。
現在少年は殺人未遂の責任は否定していますが、加重暴行への有罪を認めていると報じています。
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ノルウェーで:人種差別者による69名射殺事件
今から10年前の2011年7月22日、ノルウェーの首都オスロでは行政機関庁舎が爆破され8人が死亡、及びオスロから西へ38キロほど離れたウトヤ島では銃乱射により69名が死亡し、合計77名が死亡する連続テロ事件が発生しました。
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この事件は極右思想をもつアンネシュ・ベーリング・ブレイビク(当時32歳)が起こしたものでした。
犯人であるブレイビクは政府が推進する多文化主義や、積極的な移民受け入れ政策によって人口が増加しているイスラム系移民から国を守るためだったと主張していました。
2017年のイギリスのロイター通信社によれば、大量殺人者ブレイビクもナチズム思想を世の中に普及しようとしていたと報じています。
近年北欧でも移民・難民が増加しています。
そうした中、多文化主義や移民受け入れ政策に反対する人々も増えており、過激思想による犯罪も増えています。
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