NATO加盟申請をしているものの、クルド人過激派グループの引き渡しや、スウェーデン活動家によるコーラン焼き払いなどで、エルドリアン大統領を激怒させ、NATO加盟ができない状況が続いています。
その行方を左右するトルコの大統領選挙が5月28日に行われました。
結果、現職のエルドリアン氏が当選し、引き続き大統領となりました。
これまでの経緯を考慮すると、スウェーデンのNATO加盟承認は難しそうですが、5月28日のスウェーデンのヨーテボリ新聞にはエルドリアン大統領が加盟承認を出す合意がアメリカとに間でされたとあります。
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記事にいれば、スウェーデンのNATO加盟を望むアメリカは、トルコ大統領選前に、もしトルコがスウェーデンの加盟承認すれば、トルコが購入を望んでいるアメリカ製戦闘機F16を売却するとエルドリアン大統領に伝えました。
これを受けエルドリアン大統領もスウェーデンのNATO加盟に承認することに合意したと報じています。
スペイン外相はその後、7月にビリニュスで開催されるNATO首脳会議までにスウェーデンがNATO加盟に向けて努力すべきだと述べたとのことです。
スウェーデンの外相は、このアメリカとトルコの合意に関与していないと述べています。
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