2月7日のスウェーデン公共テレビSVTによると、スウェーデンのトビアス・ビルストレム外相 はヘルシンキを訪問しており、そこでフィンランドのペッカ・ハーヴィスト外務大臣と会談したと報じています。
(SVT記事のもととなる記事は、フィンランドの新聞(Iltalehti)が情報源となっています)
先週には、フィンランドのサンナ・マリン首相がスウェーデンのウルフ・クリスターソン首相と会談するためスウェーデンを訪れていました。
そこでマリン首相はスウェーデンとフィンランドが共にNATO加盟プロセスを行っていることを強調しました。
そして6日から2日間にかけ両国の外相が、両国同時のNATO加盟プロセスなど外交政策の問題についての話し合いが行われたのでした。
外相会談後の記者会見で、スウェーデンのトビアス・ビルストレム外相は、
私のスウェーデンのカウンターパートをヘルシンキにお迎えできて光栄です。 私たちは互いに緊密に連絡を取り合っており、現在の外交および安全保障政策の問題を一緒に議論するこの機会に感謝しています。
と述べています。
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ただ2月6日のSVTの記事では、フィンランドの主要な政治家の間では、スウェーデン抜きでフィンランドはNATO加盟する準備をしているとも報じられています。
記事ないのフィンランド情報筋によれば、
我々は事実を認識しなければなりません。我々はロシアの国境の隣人です。スウェーデンの地政学的状況と我々(フィンランド)の状況とは完全に異なっている。
またフィンランドはスウェーデンと同時にNATO加盟でなければクリスマス前にすでにトルコと合意に達していたはずだとし、
トルコはフィンランドの NATO 加盟に問題はない。
とフィンランド情報筋は語っています。
www.svt.se
公としてはフィンランド首相や外相もスウェーデンと共にNATO加盟を果たすと述べていますが、
フィンランドの主要な政治家の間では、スウェーデン抜きでNATO加盟をする準備も整えているとのことです。
両国同時にNATO加盟するのか、フィンランドだけNATO加盟をすすめるのかまだ先行きがわからない状況となっています。
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