
次世代インターネット「Web3.0」とは?
現在のインターネット時代 便利になった反面、グーグルやアマゾンなど といった巨大企業GAFAが力を持ち、特定企業に個人情報が握られプライバシー問題やセキュリティのリスクも生じ問題となってきています。
しかしそうした問題を、ブロックチェーン技術などを用いる「Web3.0」が解決すると言われてます。
Web3.0とは「次世代インターネット」とも呼ばれる「分散型インターネット」のことです。
クラウドエース株式会社の記事によれば、
Web3(Web3.0)とは?どういう世界・時代?
「次世代インターネット」とも呼ばれる Web3(Web3.0)。
一体、現在のインターネットとはどのように違うのでしょうか。
実は、 Web3(Web3.0)はまだ登場して間もない概念であるため、明確な定義はされていません。
しかし、あえて簡単に表現するのであれば「分散型インターネットの時代」と言えるでしょう。
Google や Apple といった巨大企業が権力を持つ現代は、便利な反面、特定企業に個人情報が握られることによるプライバシーの問題やセキュリティのリスクがありました。
そのような課題を、ブロックチェーン技術などを用いて解決すると言われているのが Web3(Web3.0)です。
2022年1月、ラスベガスで世界最大規模のテクノロジー見本市「CES 2022」が開催されました。
その会場においても、 Web3(Web3.0)時代を感じさせるさまざまな製品・サービスが展示されており、着実に Web3(Web3.0)は到来していると言えるでしょう。
cloud-ace.jp
環境問題:インターネットが気候に及ぼす大きな影響
ただ1月31日のスウェーデン公共テレビSVTによると、こうしたWeb3.0の発展により将来的にインターネットが気候に及ぼす影響は大きくなるとも報じられています。
記事によれば現在世界にある900万のサーバーは、世界のエネルギー使用量の約3パーセントを占めています。次世代インターネットWeb3.0に移行することにより、エネルギー使用量は大幅に増加すると予想されます。
そして間違った方法に向くとうまく環境問題に対しうまくいかない可能性があるとのことです。
何を保存するかには関係なく、きちんと機能するには膨大な量のエネルギーが必要になります。
とインターネット財団インターネット専門家であるモンス・ヨナソン氏は述べています。
スウェーデンエネルギー庁によると、今日、世界のサーバーとデータセンターにより、世界のエネルギー使用量の約3パーセントが占められています。
しかし電力消費量には暗号通貨は含まれていません。チャルマース工科大学の通信システムの教授であるエリック・アグレル氏によれば、電力が大幅に増加するとあります。
世界の電力消費量に占めるインターネットの割合は年に数パーセント増えると思いますが、これは推測であります。
そして次世代インターネットとしてのWeb3.0は、ブロックチェーン技術によりさらに多くの電力消費されると予想されています。今日多くのシステムでの計算で膨大な量のエネルギーが必要となっているため、間違った方向に行くと環境問題を悪化させる可能性があるとのことです。
ただ同時に人々がリモートで会い旅行も減るため、インターネット利用は気候へのプラスの効果もあります。
しかしSVTの専門家は、インターネットと気候問題との関係があまり話題となっていないと述べています。
www.svt.se
高市早苗議員の著書「美しく、強く、成長する国へ」によれば、
情報通信関連の消費電力は、2030年には現在の約30倍以上に、2050年には約4000倍以上に激増するという予測がある
と記されています。
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インターネットにより人が実際に行き来しなくなり、車や電車の利用が減り環境には良くなりそうです。しかし28年後にはインターネットを含む情報通信関連の電力消費が現在の4,000倍以上に激増するとも予測されており、総合的な電気量も悠に現在の電気量以上消費されるはずです。
SVTの記事のように、今後はインターネット利用がもたらす環境への影響も考えていく必要があるかもしれません。
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