スウェーデン 福祉大国の深層 続報!新刊「北欧、幸福の安全保障」5月下旬発売予定。ブログ名変更予定

2021年に『スウェーデン 福祉大国の深層』が水曜社より商業出版して頂け、アマゾン国際情勢ランキングでも1位にしても頂けました。 この度、2024年5月下旬に2冊目の書籍として「北欧、幸福の安全保障」を発売予定です。内容は幸福度の高い北欧、特にスウェーデン、フィンランド社会を「幸福」という視点から多面的に捉えて記しています。 また、人々の幸福の大前提ともなるNATO加盟を含む安全保障についても記載しています。 全国の書店で販売予定なので、もし良ければお手にとりお読みください。 日本にも役立ち、より良い

優勝はイタリア!接戦した今年のユーロビジョン・ソング・コンテスト

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優勝はイタリア!接戦した今年のユーロビジョン・ソング・コンテスト

5月になるとヨーロッパではユーロビジョン・ソング・コンテスト(ESC)が開催されます。ESCとは日本の紅白歌合戦のようなもので、各ヨーロッパ諸国の代表が集まる毎年恒例の音楽コンテストです。

 

大会は1956年の第1回大会以降、毎年開催されており、世界的に見ても長寿のテレビ番組のひとつで視聴者の数も1億人から6億人程度と見積もられています。

 

今年のESCは5月22日にオランダのロッテルダムで開催されましたが、その名高きESCで優勝したのはイタリアのロックバンド「マネスキン」でした。

 

私も視聴していましたが、個人的には他の代表歌手よりエンターテイメント性がありよかったと感じました。

www.afpbb.com

スウェーデンのポップグループ・アバ(ABBA)、セリーヌ・ディオンも過去ESC優勝

日本ではあまり知られていないユーロビジョン・ソング・コンテスト(ESC)ですが、過去のESCからは1974年にアバが優勝、1988年にスイス代表としてセリーヌ・ディオンが優勝し有名となりました。ときに世界的に有名なアーティストも輩出されるESCは、ヨーロッパでとても人気のあるコンテストなのです。

 

中国もESC参戦?

ただ大会の呼称にユーロとあるものの、地理的にヨーロッパにあることは大会参加の要件ではなく、欧州連合とも関係がありません。そのため地理的にヨーロッパでないオーストラリアまで参加しています。

 

さらに2016年に中国の地方テレビはESCの参加に関心を示しました。これに対して欧州放送連合は中国がESCへの参加は今のところはないと述べましたが、中国が参加できないとは言っておらず、将来、中国もESCに参加できるかもしれません。

 

それならば日本も望めばESCに参加でき、いつか日本から世界的に有名な歌手が輩出されるかもしれません。

 

wiwibloggs.com

 

 

スウェーデン「病室不足!年間929人もの妊婦が産婦人科病棟で出産できず、新生児1名死亡!」

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スウェーデンというと子供やお年寄りに優しいイメージが強くあるはずです。

実際に育児休暇は1人の子供に対して、両親合わせて480日間取得することができます。

 

日本での従来の育児休業期間は、最長1年6ヶ月でしたが、2017年3月の育児・介護休業法改正で、1歳6ヶ月を過ぎても育休が必要な場合、2歳まで再延長できるようになりました。

 

ただスウェーデンでは12歳になるまで育児休暇を取得(制限あり)できるので、日本より柔軟的な制度であるように感じます。

 

スウェーデン社会保険庁 育児手当』

https://www.forsakringskassan.se/privatpers/foralder/nar_barnet_ar_fott/foraldrapenning

 

ただ良い面ばかりでもありません。

2021年5月6日のスウェーデンの新聞「アフトンブラーデット」によれば、

産婦人科病棟における病室不足により、産婦人科病棟での出産をすることができず、いくつかの事例において妊婦や新生児の安全が損なわれことが記されています。

 

なかには妊婦が帰宅することを余儀なくされ、家のシャワーで子供を出産しました例もあるとのことです。さらに別の妊婦は出生時に病室を確保できなず、死亡してしまった新生児もいた事を報じています。

 

2020年のストックホルム県において28,362人の子供が生まれましたが、そのうち妊婦929人が出生時の病室確保できなかったとのことです。

さらに80人の妊婦が出産時の病室が確保できず、別の県の病院へ搬送されたとアフトンブラーデットは報じています。

www.aftonbladet.se

実際の妊婦の方ににこうした病室不足のため産婦人科で出産できずらい状況について話を聞きましたが、話した妊婦の方は不安があると教えてくれました。

 

子供に優しいといわれるスウェーデンでも、ストックホルム県だけで妊婦929人が産婦人科病棟で出産することがでず、別の病棟に移されたり自宅に戻されたりする事態も起きています。


www.svt.se

 
 

 
 

スウェーデン「4週間で3回!頻発するバス炎上事故」

スウェーデンというと非常に高い安全水準があるとイメージかと思います。

確かに普段暮らしている中では大きく生命に危険が及ぶような危険はありません。

しかし日本と比べるとその安全水準はやや劣るような気がします。

 

著書『スウェーデン 福祉大国の深層』の中では、安全性の1つの例として、2019年に起きたストックホルムのバス事故について記しました。

 

2019年3月のニュース『ザ・ローカル』によれば、市内を走る公共バスが、ルートから外れて高さ制限のあるトンネルをムリに通過しようとした際、バスの屋根に設置されたガスタンクがトンネルに接触し、大爆発を起こす事故が起きたのです。

(下記のリンクで事故発生時撮影動画がみれます)

 

www.youtube.com 

 

バスの運転手は重症となったものの、乗客が乗っていなかったのは不幸中の幸いでした。

しかし実はこの事故がはじめてではありませんでした。2013年5月にも同様な事故が発生したにもかかわらず、バス会社は特に対処をしていなかったために、この大爆発を引き起こしてしまったのです。

 

2017年の公共ラジオSRによれば、ヨーテボリ市の警察が公共バスの安全性をチェ
ックしたところ、4分の3のバスに故障が見つかりました。

  

それではその後もうこうしたバス事故は起きていないのでしょうか?

実は最近でもバスが炎上する事故はしばし起きています。

私の知る限りでも2021年2月~3月の1か月間だけでヨーテボリ市内だけで3件ものバスが炎上する事故が起きています。

 

2021年2月19日

原因不明のバス火災 公共テレビSVT

(下記のリンクで事故発生時撮影動画がみれます)

 

 

2021年2月23日 

警察報告書

2021年3月8日 列車とバスの衝突事故による炎上事故

 

www.youtube.com

2021年3月8日 新聞「アフトンブラーデット」

 


日本の人口の12分の1程度の国にしては、バスが炎上するような事故が多いような気もします。

 

東京新聞でインタビュー記事が掲載されました

スウェーデンのコロナ事情に関してインタビューを受け、3月8日の東京新聞夕刊で記事が掲載されました。 

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/90271?fbclid=IwAR0ckNQ1l8OxQS0mkIHEohDbzXNss_kQSLHvbVPCc9w9UZlb8w-r54coIfI

 

作家の橘玲氏が本書の紹介をして頂けました!

経済小説の『マネーロンダリング』などの著者である橘玲氏に
ツイッターで本書の紹介をして頂け、「面白かったです。勉強になりました。」とコメントも頂けました。

橘玲さん、お忙しい中にも関わらず本書を読んで頂き誠に有難うございました。

 

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作家の橘玲氏による書評

 

 

 

 

『スウェーデン 福祉大国の深層』の重版が決定!

1月下旬に出版した『スウェーデン 福祉大国の深層』ですが、出版から1カ月で重版が決定しました。
ご支援のお陰であり大変に感謝をしております。誠に有難うございました。
 
 

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スウェーデン 福祉大国の深層

www.amazon.co.jp

 

アマゾン国際情勢三冠ランキングで1位

『スウェーデン 福祉大国の深層』がアマゾンの国際情勢ランキングの
売れ筋ランキング、ほしい物ランキング、人気ギフトランキングの三冠ランキングで全て1位として頂く事ができました。
 
ご支援いただき有難うございます。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
 

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アマゾン国際情勢の売れ筋、ほしい物、人気ギフトの三冠ランキングで1位 (2月22日)