スウェーデン 福祉大国の深層 続報!

『スウェーデン 福祉大国の深層』を水曜社より商業出版(政府刊行物)して頂けました。読者の方からの要望を頂きスウェーデンの時事ニュースを主な内容とし、日本にも役立ち社会貢献にもつながるようなブログを記させて頂きます。

スウェーデン「4週間で3回!頻発するバス炎上事故」

スウェーデンというと非常に高い安全水準があるとイメージかと思います。

確かに普段暮らしている中では大きく生命に危険が及ぶような危険はありません。

しかし日本と比べるとその安全水準はやや劣るような気がします。

 

著書『スウェーデン 福祉大国の深層』の中では、安全性の1つの例として、2019年に起きたストックホルムのバス事故について記しました。

 

2019年3月のニュース『ザ・ローカル』によれば、市内を走る公共バスが、ルートから外れて高さ制限のあるトンネルをムリに通過しようとした際、バスの屋根に設置されたガスタンクがトンネルに接触し、大爆発を起こす事故が起きたのです。

(下記のリンクで事故発生時撮影動画がみれます)

 

www.youtube.com 

 

バスの運転手は重症となったものの、乗客が乗っていなかったのは不幸中の幸いでした。

しかし実はこの事故がはじめてではありませんでした。2013年5月にも同様な事故が発生したにもかかわらず、バス会社は特に対処をしていなかったために、この大爆発を引き起こしてしまったのです。

 

2017年の公共ラジオSRによれば、ヨーテボリ市の警察が公共バスの安全性をチェ
ックしたところ、4分の3のバスに故障が見つかりました。

  

それではその後もうこうしたバス事故は起きていないのでしょうか?

実は最近でもバスが炎上する事故はしばし起きています。

私の知る限りでも2021年2月~3月の1か月間だけでヨーテボリ市内だけで3件ものバスが炎上する事故が起きています。

 

2021年2月19日

原因不明のバス火災 公共テレビSVT

(下記のリンクで事故発生時撮影動画がみれます)

 

 

2021年2月23日 

警察報告書

2021年3月8日 列車とバスの衝突事故による炎上事故

 

www.youtube.com

2021年3月8日 新聞「アフトンブラーデット」

 


日本の人口の12分の1程度の国にしては、バスが炎上するような事故が多いような気もします。