6月15日のスウェーデン公共テレビによりますと、ロシア機がゴットランド島南端東のスウェーデン領空を侵犯し、2機のスウェーデン空軍のJas-39グリペンがロシア機を迎撃するために離陸したと報じています。
また6月14日のフィンランド公共テレビエールによれば、3機のロシア機がフィンランドの領空侵犯をしたとも報じられています。
最近、ロシアによる北欧2国への活動が活発となっていることが伺えます。
金曜日、ロシアのSU-24航空機がゴットランド島南端東のスウェーデン領空を侵犯した。スウェーデン国防軍は飛行機に電話して警告したが、返答はなかった。その後、2機のJas-39グリペン機がロシア機を迎撃するために上昇した。
- 違反があったことは確認できる、とスウェーデン国軍報道部長テレーズ・ファガーシュテット氏がSVTに語った。
国軍によると、違反行為は短期間で終わったという。
- ロシアの行動は容認できず、我が国の領土保全に対する敬意の欠如を示しています。ジョナス・ウィクマン空軍長官はプレスリリースの中で、我々は全プロセスに従い、介入のため現場にいたと述べた。
SVTへのテキストコメントの中で、ポール・ジョンソン国防大臣(M)はこの事件について次のようにコメントしている。
「昨日起きたスウェーデン領空侵犯について軍から知らされました。ロシアの行動は容認できず、プロフェッショナルではない。スウェーデン軍の事件対応が介入し、ロシア戦闘機を拒否したのは良いことだ。」
信号かもしれない
元中佐ヨルゲン・エルフビング氏によると、この違反には2つの説明が考えられるという。
- パイロットのミスか、注意を払っていないかのどちらかです。あるいは、意図的な違反の可能性もあるという。
もしそれが意図的な違反であるならば、それはNATO加盟を背景としてスウェーデンにシグナルを送り、それによってロシアがその力強さを見せつけようとしているのかもしれない。しかし、諜報情報を取得することも可能です。
過去の違反
スウェーデン軍によると、ロシア航空機が最後にスウェーデン領空を侵犯したのは2022年にロシアのSU-272機とロシアのSU-242機がゴットランド島上空を飛行した時だった。
今週初め、ロシア航空機がフィンランド領空にいた疑いが報じられた。爆撃機2機と戦闘機2機の合計4機が、フィンランド湾のフィンランド国境に侵入した疑いがあるとエールが報じた。
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