スウェーデン 福祉大国の深層 続報!「北欧、幸福の安全保障」

『スウェーデン 福祉大国の深層』を水曜社より商業出版(政府刊行物)して頂けました。読者の方からの要望を頂きスウェーデンの時事ニュースを主な内容とし、日本にも役立ち社会貢献にもつながるようなブログを記させて頂きます。

速報!「トルコ議会、スウェーデンのNATO加盟承認」

https://www.svtstatic.se/image-news/992/16:9/0.5/0.5/4e6d23329af943c14e9729e6b6eb6f6ba50377f48a110b99b5b6ef484556c744

速報!「トルコ議会、スウェーデンNATO加盟承認」

1月23日のスウェーデン共テレビによれば、トルコ議会がスウェーデンNATO加盟を承認したと報じています。

 

議会の承認後、エルドアン大統領が承認すれば、トルコによるスウェーデンNATO 加盟は正式に承認されたこととなります。

 

ハンガリースウェーデンNATO加盟を承認していない国であるため、トルコのエルドアン大統領が承認すれば、ハンガリーによる最後の承認が必要となります。

 

下記にSVT の記事を抜粋します。

 

トルコは、スウェーデンNATO加盟申請を承認しました。これは火曜日の夜にトルコ議会で行われた投票の結果です。346票のうち287票がスウェーデンNATOメンバーシップに賛成し、55票が反対し、残りは棄権しました。

 

投票前には、スウェーデンNATOメンバーシップに関する約4時間にわたる討論が行われました。ディベートでは、コーランの焼却やテロリストがストックホルムの通りを自由に歩いていることなどが取り上げられましたが、肯定的な意見もありました。

 

例えば、トルコ大統領レジェップ・タイイップ・エルドアンの党であるAKPの外交委員会委員長であるフアット・オクタイは、スウェーデンがトルコのEUメンバーシップへの努力を支持し、また、スウェーデンテロリズムとの戦いに積極的に取り組んでいるため、スウェーデンNATOメンバーシップを支持すると主張しました。

 

NATOへの加盟申請は2年前にスウェーデンフィンランドが共同で行い、フィンランドはすでに昨年NATOメンバーとなりました。しかし、トルコとハンガリーが承認を引き延ばしていました。

 

今回のトルコ議会の投票により、スウェーデンNATOのメンバーになる可能性が一段と高まりました。ただし、トルコ全体としてスウェーデンNATOメンバーとして承認するには、エルドアン大統領が依然として申請を正式に承認する必要があります。ハンガリーはまだ承認しておらず、エルドアンが署名すれば最後のNATOメンバーとなります。

 

エルドアン大統領が文書に署名すれば、ハンガリーが最後のNATOメンバーとなります。今日、スウェーデンの首相ウルフ・クリスターソン(M)は、ハンガリーの首相ヴィクトル・オルバンから手紙を受け取りました。

 

オルバンは手紙で、「私はあなたが可能な限り早くハンガリーに来て、私たちの複雑な二国間関係、そして安全保障および国防の連携において意見を交換する機会を提供します」と述べています。

 

しかし、外務大臣ビアスビルストレムは、首相がオルバンとの会談にハンガリーに行くかどうかについてコメントを避けました。これにより、スウェーデンNATOメンバーシップが次の段階に進む可能性が高まりつつあります。

www.svt.se