2021年11月24日(水)から11月30日(火)にかけて、アメリカ・テキサス州ヒューストンを舞台に、2021年ITTF世界選手権ヒューストン大会が行われました。
日本選手の結果としては張本智和選手・早田ひな選手が混合ダブルス で銀メダル、伊藤美誠選手・早田ひな選手が女子ダブルスで銀メダル、宇田幸矢選手・戸上隼輔選手は男子ダブルス銅メダルを獲得しました。
白熱した世界卓球選手権2021でしたが、スウェーデンは男子ダブルスでカールソン選手・ファルク選手が強敵中国ペアを破り決勝進出を決め、決勝では韓国ペアを破り見事に金メダルを獲得したのでした。
スウェーデンペアの優勝は1991年世界選手権千葉大会でのフォン-シェーレ選手・P.カールソン選手以来30年ぶりです。
男子ダブルス決勝が中国ペア以外での対決となったのも、1985年イエテボリ大会以来の36年ぶりだったのでした。
また男子シングルでもスウェーデンの19歳のモーレゴード選手が銀メダルを獲得し、スウェーデン勢の強さが見える大会だったのでした。
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伝説のスウェーデン人卓球選手、ヤン=オベ・ワルドナー選手
卓球というと中国というイメージがありますが、その中国人も認める卓球選手に、スウェーデン人のヤン=オベ・ワルドナー選手がいます。
ヤン=オベ・ワルドナーは、スウェーデンの元卓球選手であり、世界選手権男子シングルス優勝2回、1992年バルセロナオリンピック男子シングルス金メダリスト、1996年ヨーロッパ選手権男子シングルス優勝しています。
また「史上最高の卓球選手」「100年に1人の天才」「キング・オブ・テーブルテニス」などと評されており、ヨルゲン・パーソン、ペーテル・カールソン、ミカエル・アペルグレンらとともに1980年代後半から1990年代にかけてスウェーデン卓球の黄金時代を築きました。
そのためスウェーデンで中国の人に卓球の話をすると、よくヤン=オベ・ワルドナー選手の名前がでてきます。
今回もカールソン選手・ファルク選手が男子ダブルスで金メダル、男子シングルでも19歳のモーレゴード選手が銀メダルを獲得しました。
再びスウェーデン卓球の黄金時代が戻ってきたのかもしれません。
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