
生徒を罵倒する教師の動画がSNSで拡散、教師辞職
12月3日のスウェーデン公共テレビによると、マルメ市のネプチューン(中学校)教師が9学年(15~16歳)のクラスで激怒し、生徒たちを「クソたれの5歳児」と呼ぶビデオが子供の親によりSNS上で広められ、教師は辞任することになったと報じられています。
ただ生徒たちもビデオを無断で撮ったことに対して警告を受けたとも報じています。
9学年の子供をもつ親であるマーガレッタ・グトヴァスカ氏によると、先生の行動は許されず、次のように述べています。
私はソーシャルメディアでこのビデオを広める責任があります。
他に誰もいないので私は学生側に立っています。生徒らは校長に助けを求めました、しかし今校長はその教師が辞任したのは私のせいだと述べてます。
はい、少しうるさいです。授業中生徒はぼんやりし、おしゃべりしています。ただ他の15歳の生徒たちと同様です。
と語っています。
こうした騒がしいクラス状況に対し教師が激怒しましたが、生徒の何人かが教師の言動が虐待と感じビデオ撮影したとのことです。そしてこのビデオがSNS上で広まったことで、この教師は辞任に追い込まれたのでした。
学校校長によると、生徒らは学校規則に違反しており、本来は記録されている当事者(教師)から撮影の同意を得なければならないと述べています。
教育責任者のヘレン・キンド氏によると、
校長は、こうした問題が発生したときにサポートが必要なときに、非常にうまく指導やサポートを行っていたと考えています。
と校長が事件発生前に生徒と教師への適切な支援措置を講じたと述べています。
スウェーデン 福祉大国の深層でも記しましたが、スウェーデンでは日本以上のモンスターペアレンツがおり、多くの学校で当然のように生徒が授業中におしゃべりをし、授業に集中できていない状況がこのニュースでも報じられています。
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