スウェーデン 福祉大国の深層 続報!

『スウェーデン 福祉大国の深層』を水曜社より商業出版(政府刊行物)して頂けました。読者の方からの要望を頂きスウェーデンの時事ニュースを主な内容とし、日本にも役立ち社会貢献にもつながるようなブログを記させて頂きます。

スウェーデン「コロナ情報:高齢者施設での高齢者死亡増加」

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コロナ情報:高齢者施設での高齢者死亡増加

9月23日のスウェーデン共テレビSVTによれば、高齢者施設での死亡者が増加していると報じられています。

 

高齢者施設でのコロナ蔓延は継続的な問題です。夏の終わりに、感染者の数は増加し、その後減少しました。同時に死亡者数も増加していると社会庁の統計で示されています。

 

さかのぼり調査すると、(高齢者施設に)それ(コロナ)を持ち込むのはよく職員によってです

と国家疫学者のアンダース・テグネル氏は語っています。

 

先週、コロナ感染で死亡した人の65%特別住宅の高齢者でした。

こうした施設にいるグループの人々(高齢者)がこうした病気に非常に弱いことはそれほど奇妙なことではありませんそうした人たち(高齢者)は死に近いとても一般的なグループです。

と国家疫学者アンダース・テグネル氏は語っています。

 

TT:ワクチン、衛生習慣、保護具があるのに、なぜ高齢者や特別住宅で最も脆弱な人々を感染から守ることに成功しないのですか?

 

非常に敏感な人(高齢者)を感染から完全に遠ざけれると信じる事、それはできません。彼ら(高齢者)は看護をする人に会う必要があります。その場合時々若干感染があることは避けられません。こうした(感染の原因を)なんとか追跡できた場合、(コロナウィルス)を持ち込むのはしばしば職員です

とテグネル氏は語っています。

 

国家疫学者によると、コロナで死亡する高齢者の大半はワクチン接種をしていませんが、この病気(コロナ)で死亡した人の中にはワクチン接種を受けた人もいます。最近、特別住宅で死亡したコロナの患者数は非常に少ないため、何がランダム的であり、何が傾向であるかを知ることは困難です、とテグネル氏は語っています。

 

TT:最初にワクチン接種が開始されてから6か月以上経過した現在、ワクチンの効果は低下しましたか?

 

あなたがそう考えるように幾つかの国際的にも報告があり、抗体の量が時間とともに減少している事を示す幾つかの臨床検査があります。 Säboで感染解明をしています

完全ワクチン接種をしていたにもかかわらず感染した人の数。遅延しています、8月以降に大幅な増加は見られませんでした。

とテグネル氏は語っています。

 

現在、特別住宅に住む人々(高齢者)がいつ3回目のワクチン接種を受けるかのはっきりとした情報はありません。 

 

www.svt.se

また9月23日のSVTの記事によれば、エベルカーリクス市の高齢者住宅で9月3日にコロナ感染者がでて、その後17人が感染し8人の高齢者が死亡しました。

 

コロナ感染した17人のうち16人が2回のワクチン接種をし、死亡したうち8人のうち7人がワクチン接種を受けていた高齢者でした。

 

スタッフの予防接種意欲は非常に高いと認識していますが、雇用主としては、スタッフがワクチン接種をしたか尋ねることはできません。私たちは親戚の方々に高齢者特別施設の訪問を避け続けることを強く勧めています。

エベルカーリクス市の広報であるアンナ・ワイデン氏は述べています。

 

この記事では2回のワクチン接種をしていても、高齢者であればコロナ感染し死亡する可能性が高いことが示されています。

 

www.svt.se

 

2020年12月15日に政府任命のコロナ委員会スウェーデン高齢者コロナ対策は失敗したと正式報告をだしています。

 

9月23日のスウェーデン共テレビSVTでは、高齢者施設での死亡者が増加していると報じています。しかし政府は9月29日から大幅規制緩和を予定しています。

 

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高齢者コロナ対策の失敗により、2020年4,5月に高齢者施設での多くの高齢者が死亡したように、再び高齢者施設での高齢者の死亡が増えない事を切に願います

 

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