
ノルウェー警察との共同警察署の設立計画
8月23日の公共テレビSVTによると、ノルウェーとの国境沿いにあるエダ市では、ノルウェー政府が合意したことにより、スウェーデンとノルウェー警察との共同警察署が設立されるだろうと報じられています。
法務大臣のモニカ・メランド氏は、
組織犯罪と戦うために情報と情報活動を交換できなければならない
と語っています。
この警察署はユニークであり、このノルウェーとの共同警察署計画はEUの国境を越えてますます組織化される密輸に対処するためであるとのことです。
また法務大臣のモニカ・メランド氏は、
国境を越えて協力しリソースを共に利用できるることが重要です。犯罪には国境は関係ありませんので。
と述べ、来年の春に実現することを望んでいるとのことです。
記事によると、共同警察署に関しては数年前から計画され議論が続いていました。現在この共同警察署計画はすでにスウェーデン側で承認されており、警察と関係自治体はノルウェー政府の発表を待っているとあります。
ノルウェー内陸地域の警察副署長であるアーネ・ハマースマーク氏は、
同じ家で一緒に座るのがずっと楽になります。
と国境沿いにおいて広域犯罪と戦うために協力する必要のあると答えています。
スウェーデンのエダ市の市議会議員であるヨハン・ソンダベーグ氏はこのコメントに満足し、
とても良い知らせだ!(嬉しくて)フラフラする!
と述べています。
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近年スウェーデンでは凶悪犯罪が増加傾向にあります。
ただ現在のスウェーデンでは犯罪を取り締まる警察が人員不足に陥いっており、スウェーデン 福祉大国の深層にも、ノルウェーから警察官を採用する提案が出るほどである事を記しました。
その提案は2020年10月のヨーテボリ新聞に記されており、警察官不足を補うためノルウェーの警察官を採用する提案が出され、多数の政党が支持していると報じています。
こうした現在警察不足のスウェーデンにとって、今回のノルウェー警察との共同警察署は願ったものであります。
犯罪が増加しつつも警察官が減る状況にあるスウェーデンでは、今後こうしたノルウェー警察との共同捜査や、助けを借りた犯罪捜査がさらに進むのかもしれません。
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