
スウェーデンでは多くの人たちが夏に長い夏季休暇を取得します。
一般的に子供がいる家庭では、学校や保育所の夏休みに合わせて4週間から6週間ほど夏季休暇を取る人が多くいます。
その夏休みが8月18日に多くの学校で終わりました。
これまでコロナ感染拡大により多くの学校では様々な形での遠隔教育を取り入れていました。しかし現在スウェーデンではワクチン接種率の高まりで、感染者数も昨年と比べるとかなり減り、政府も段階的に規制を緩めています。
そのため多くの学生が18日より学校に戻ることになったのです。
(8月17日の新規感染者数 スウェーデン:1,316人、日本:14,131人
人口当たり日本より1.149倍感染者数多い。World Meters統計)
www.worldometers.info
8月18日の公共テレビSVTによると、18日に多くの学校では夏休みが終わり、これまでコロナ危機下で様々な形の遠隔教育を1年余り続けていたが、生徒が学校に戻り授業が始まったと報じています。
この記事では、ルレオ市の高校の生徒ティラ・ギレマルムさんにインタビューを行っています。
ティラさんは学校に戻ってきて友達や先生に会うのを楽しみにしているものの、
感染の拡大が進んでいるため、まだ少し不安を感じている
と語っています。
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これまで学校長が遠隔教育とするかどうかの采配ができました。しかし8月10日以降、学校長による遠隔教育の采配ができなくなりました。そのため生徒は学校に戻らなければなくなったのです。
ルレオ市高校のエヴァ・リンドベック校長によると、
現在はスウェーデン公衆衛生局または感染管理の医師が、学校に通達したときにのみ遠隔教育を実施することができます
と述べています。
記事によると、今後学校でのコロナ感染拡大リスクをどのように減らすか検討する必要があると報じています。
www.svt.se
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