スウェーデン 福祉大国の深層 続報!

『スウェーデン 福祉大国の深層』を水曜社より商業出版(政府刊行物)して頂けました。読者の方からの要望を頂きスウェーデンの時事ニュースを主な内容とし、日本にも役立ち社会貢献にもつながるようなブログを記させて頂きます。

スウェーデン情報:7月15日からのコロナ注意喚起(段階的な規制解除)

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7月15日より、スウェーデン国内の新型コロナウイルス感染症対策が更に緩和されるとのことです。

スウェーデン日本国大使館によると次のように記されています。 

○ 7月15日より、スウェーデン国内の新型コロナウイルス感染症対策が更に緩和されますが、引き続き感染にご注意ください。
○ スウェーデン公衆衛生庁は、7月12日から8月31日まで、一部を除き海外からの入国者に対する勧告を強化しています。
○ 日本政府による水際対策の強化は継続しています。

 

1 スウェーデン国内の新型コロナウイルス感染症対策による規制は、5段階に分けて解除される計画になっていますが、7月15日から3段階目に移行します。主な内容は以下のとおりです。
(1)長距離旅行の公共交通機関の乗客数の制限を廃止
(2)混雑が発生する可能性がある特定の場所(公園、ビーチ、駐車場等)へのアクセス制限に関する地方自治体の権限を廃止
(3)店舗、スポーツジム、遊園地動物園等の同時滞在可能人数の制限を廃止

 

2 スウェーデン公衆衛生庁は、現在はスウェーデン国内の感染水準は低水準にあるとしつつ、ここ数週間、海外渡航に関連する症例数が増加しており、これにより国内の感染拡大リスクが高まることから、7月12日から8月31日までを対象として、以下のとおり、海外からスウェーデンに入国する者(スウェーデン国民を含む)に対し勧告を行っています。
(1)訪問場所における感染状況について最新の情報を入手すること。近しい小集団の中で過ごし、他者との物理的距離を確保すること。症状がある場合には旅行しないこと。
(2)症状の有無にかかわらず、スウェーデン入国に際してはPCR検査を受けること。この勧告は北欧諸国を除き、訪問した国に関わりなく推奨される。
(3)EU諸国に渡航した者で、スウェーデン入国時の少なくとも3週間前にワクチン接種を受けた者又は過去6か月間に新型コロナウイルス感染症に感染した者は、勧告の適用を免除されるが、症状がある場合には、他の者と同様に、PCR検査を受けること。第三国(EU/EEA諸国以外の国(免除国として指定された国(日本を含む。)を除く。))からの渡航者に対する勧告は変更されていない。
(4)海外渡航後の1週間は誰に会うかに注意すること。特に、リスクグループに属する者と会うことは避けること。
(5)感染した場合は、職場や直接接触する集団内等に感染を更に広げるリスクがあるため、軽度の症状に対しても細心の注意を払い、物理的距離を保つこと。

 

3 日本政府はスウェーデンを上陸拒否対象国に指定し、特段の事情がある場合を除き外国人の上陸を拒否しているほか、日本への入国が認められた場合の検疫の強化が継続しています。7月15日現在、日本人を含む全ての入国者が出国前72時間以内に採取した検体を検査した陰性証明書の提出が求められるほか、スウェーデンは水際対策上特に懸念すべき変異株に対する指定国に指定されていることから、検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る。)での3日間の待機が求められ、その上で、入国後3日目に改めて検査を行い、陰性と判定されたら宿泊施設を退所し、入国後14日目までの間の自宅等待機が求められます。