スウェーデン 福祉大国の深層 続報!

『スウェーデン 福祉大国の深層』を水曜社より商業出版(政府刊行物)して頂けました。読者の方からの要望を頂きスウェーデンの時事ニュースを主な内容とし、日本にも役立ち社会貢献にもつながるようなブログを記させて頂きます。

スウェーデン「発砲事件!ヨーテボリ市美容室で25歳男性が射殺」

ヨーテボリ市の美容室で25歳男性射殺

7月9日の公共テレビSVTによると、9日午後13時56分ヨーテボリ市のヘグスボ地区にある美容室に2人が入ってきて、店内にいた25歳の男性を射殺したと報じられています店内には他にも数人客がいましたが外へ逃げ出れたそうです。目撃者は5、6発の銃弾発砲であった語っています。

 

警察によれば射殺された25代の男性はヨーテボリ市のギャングに属している疑いがあると報じています。しかし事件現場となった美容室と犯人につながりがあるかどうかは不明であり、現時点では犯人は逮捕されていないとのことです。 

 

www.svt.se

7月1日のヨーテボリ市にて警察官射殺事件

しかしヨーテボリ市では、7月1日に移民が多く住むビショップスゴーデン地区で33歳の警官が射殺されるという事件が起き、スウェーデンで大きなニュースとなったばかりでした。そのほんの1週間後に同市内でまたもや拳銃による射殺事件が起きたのでした。

 

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www.svt.se 

スウェーデンというと平和で治安の良いイメージが強いかと思います。しかし現在のスウェーデンでは非常に犯罪発生率が高くなっています。 

これは著書『スウェーデン 福祉大国の深層』の中で詳しく記しましたが、スウェーデンにおける拳銃事件の数は、2017年では306件にもおよび、43人もの人が拳銃事件だけで亡くなっています

 

日本の拳銃事件の数は年間22件で、比較するとスウェーデンのが約13.9倍も拳銃事件が多く、人口比で考えれば約176倍も多い計算となります。

 

ヨーテボリ市の移民の多いビショップスゴーデン地区の住人の話では、昨年は特に発砲事件が多く毎週のように発砲事件が起きていたとのことです。

 

実際に拳銃を持って警察官から逃げている人や発砲音を聞いたことがあり、危険地区が広がっていると語ってくれました。

 

さらにこれまで夜間に多く起きていた発砲事件が、日中にも起きるようになり、子供がいる家族にとっては非常に不安であると話していました。

 

The Local『In figures: 2017’s shootings in Sweden』22 December 2017

https://www.thelocal.se/20171222/in-figures-2017s-shootings-in-sweden/

 

多発するギャングによる拳銃発砲事件

こうした拳銃発砲事件の多くはスウェーデンギャングメンバーが関係している事件が多くあります。

 

7月1日に起きた警官射殺事件犯人はギャングに属する17歳の少年であり、7月9日に起きたヘグスボ地区男性射殺事件もギャングである疑いが高いとのことです。

 

近年スウェーデンではギャングがらみによる拳銃発砲事件が急増し、警官が射殺されるほど拳銃犯罪が深刻化しているのです。

 

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