スウェーデン 福祉大国の深層 続報!

『スウェーデン 福祉大国の深層』を水曜社より商業出版(政府刊行物)して頂けました。読者の方からの要望を頂きスウェーデンの時事ニュースを主な内容とし、日本にも役立ち社会貢献にもつながるようなブログを記させて頂きます。

フィンランド首相が来日「NATO加盟申請、近く決断」

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フィンランド首相が来日「NATO加盟申請、近く決断」 

5月11日のFNNプライムによると、現在来日中のフィンランドのマリン首相と岸田首相が11日午後に会談したと報じています。

 

岸田首相「貴国(フィンランド)の議会においては、NATO(北大西洋条約機構)加盟の審議が行われている。

その最中に首相の訪日をお迎えすることができた。大変うれしく思い、歓迎申し上げる」

 

これに対し、マリン首相は、「ロシアのウクライナに対する戦争は、ヨーロッパの安全保障だけでなく、グローバルな環境に大きな変化をもたらした」と応じた。

 

さらに、中国についても言及し「共有する安全保障の問題について、このあとの夕食会で意見を聞きたい」と述べた。

 nordot.app


スウェーデン「ラマダン期間中の安全に関する注意喚起(在スウェーデン日本大使館より)」

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ラマダン期間中の安全に関する注意喚起(在スウェーデン日本大使館より)

4月27日に在スウェーデン日本大使館よりラマダン期間中の安全に関する注意喚起が出ていますので下記に記します。

 

●4月30日(土)まではイスラム教のラマダン月、その後の5月3日(火)まではラマダン明けの祭り(イード)に当たります。●一般にこの期間中、大規模行事や人の多く集まる場所はテロ等の標的となりやすいことに留意し、安全確保に十分注意を払ってください。既に以下のリンクにある広域情報でもお伝えしていますとおり、4月30日(土)(※)まではイスラム教のラマダン月に当たり、また、その後約3日間(5月1日(日)~5月3日(火))(※)はイードと呼ばれるラマダン明けの祭りが行われます。一般にラマダン期間中の集団礼拝日に当たる金曜日(4月29日)やイード期間中の大規模行事や人の多く集まる場所(商業施設や宗教施設等)は、テロ等の標的になりやすいことに留意し、安全確保に十分注意を払ってください。外務省海外安全ホームページや報道等により最新情報の入手に努めるほか、「たびレジ」もご活用ください。(※ラマダン月の期間は、目視による月齡観測に依拠するため、上記日程は直前に変更されることがあります。)ラマダン期間中の海外渡航・滞在に関する注意喚起」https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2022C027.html

 


 

フィンランド「NATO加盟審議開始、過半数が加盟に賛成」

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フィンランドNATO加盟審議開始、過半数が加盟に賛成」

4月21日の読売新聞によると、フィンランド議会でNATO加盟審議開始されることが記されています。

 

【ロンドン=池田慶太】フィンランド議会は20日、北大西洋条約機構NATO)加盟の是非を含む安全保障の強化策について審議を始めた。主要政党は加盟申請に前向きな姿勢を示しており、加盟を後押しする議論が展開されそうだ。

 

サンナ・マリン首相は議会で、加盟申請の方向性について「決断を下す時だ」と述べた。加盟の是非を巡る判断は大統領と政府に決定権限があるが、幅広い支持を取り付けるため議会に検討を求めた。同国政府は議会の判断を踏まえ、5月中にも加盟申請するかどうかを最終判断する見通しだ。

 

 フィンランドは国境を接するロシアとの関係悪化を避けるためにNATOには加盟せず、軍事的な中立を維持してきたが、ロシアのウクライナ侵攻後に安保政策の抜本的な見直しに着手した。

 

 公共放送YLEの調査によると、国会議員200人で回答を得られた112人のうち、71人が加盟を支持し、反対は6人にとどまった。マリン氏が党首を務める社会民主党だけでなく、野党からも加盟を求める声が出ている。世論調査では国民の6割超が加盟に賛成している。

 

 フィンランド大統領府は20日、サウリ・ニーニスト大統領が5月17~18日にスウェーデンを公式訪問すると発表した。スウェーデンNATO加盟を検討中で、首脳会談で両国の方向性をすり合わせるとみられる。

 

www.yomiuri.co.jp


 

 

スウェーデン「コーラン燃やした極右政治家に抗議、暴動続発で40人負傷」

https://www.cnn.co.jp/storage/2022/04/19/886fe85aabfdbdbcd6934d5c1500e5a2/t/768/432/d/norrkoping-protest-041722-super-169.jpg

コーラン燃やした極右政治家に抗議、暴動続発で40人負傷

デンマークの極右政党「ストラム・クルス」を率いるスウェーデン系の政治家であるラスムス・パルダン氏が、反イスラム運動の一環としてコーランを焼く画像をSNSに投稿し、今後も焼却を繰り返すと宣言しました。そのためスウェーデン南部で15日から17日にかけて暴動が続発し、警官26人、市民14人が負傷し、未成年者4人を含む26人が逮捕される連続した暴動が起きました。

 

下記にCNNの記事を抜粋します。

(CNN) スウェーデン南部で15日から17日にかけて暴動が続発し、警察によると40人が負傷した。イスラム教の聖典コーランを焼却した極右政治家に対する抗議が発端とみられる。

 

警察の報道官によると、15日に暴動が始まった南東部の都市ノルチェピングとリンチェピングで警官26人、市民14人が負傷し、未成年者4人を含む26人が逮捕された。警察が現場映像の分析を進めていて、逮捕者はさらに増える見通しだという。

 

デンマークの極右政党「ストラム・クルス」を率いるスウェーデン系のラスムス・パルダン氏が、反イスラム運動の一環としてコーランを焼く画像をSNSに投稿し、今後も焼却を繰り返すと宣言した後で、暴動が発生した。警察は、パルダン氏に対する抗議行動が暴動に発展した可能性を調べている。

 

警察発表によると、ノルチェピングでは警察とデモ隊の衝突で、警察側の流れ弾に当たった負傷者3人が病院へ運ばれ、不法行為の容疑で逮捕された。いずれも命に別条はないという。

 

暴動は16日に南部の都市マルメまで広がり、17日まで続いた。警察の報道官はデモ隊に対する実力行使を認める一方、催涙ガスを使用したという報道については確認していない。

 

ロイター通信が17日に撮影した映像には、暴徒が警官に物を投げ付けたり、車両が炎上したりする場面が映っていた。警察は、犯罪組織の関係者らが混乱に便乗したとの見方を示している。

 

アンデション首相は暴力を非難する声明を出した。一方でイスラム教徒の多いサウジアラビアイラク、エジプト、クウェート、ヨルダンの各政府は、コーランの焼却を極右過激派による挑発行為として非難した。

 


 

www.cnn.co.jp

スウェーデン「NATO加盟に前向き 欧州の安全保障枠組み変わる可能性」

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NATO加盟に前向き 欧州の安全保障枠組み変わる可能性

4月11日の日経新聞によりますと、北欧2カ国がロシア侵攻受けNATO加盟に前向きであることが記されています。 

 

【ロンドン=共同】ロシアによるウクライナ侵攻を受け、ロシアと近接する北欧のフィンランドスウェーデンが早ければ夏にも北大西洋条約機構NATO)に加盟を申請する準備を進めていると、英紙タイムズが11日報じた。複数の米当局者の話としている。

ロシアはこれまで、北欧2カ国が加盟すれば「軍事、政治的に重大な結果を招く」と警告しており、対抗策を講じるのは確実。欧州の安全保障構造が大きく変わる可能性をはらんでいる。ペスコフ大統領報道官は11日「NATO拡大は欧州の安全保障を高めることにつながらない」と述べた。

タイムズによると、フィンランドは6月、スウェーデンはその後に加盟申請する。両国は今春のNATOの軍事演習に参加するなど、2014年のロシアによるウクライナ南部クリミア半島強制編入以降、NATOとの関係を深めてきた。

フィンランドのマリン首相は最近「ロシアはわれわれが思っていたような隣人ではない」と述べ、NATOに対する立場を真剣に見直す時期が来たと指摘。慎重な議論が必要とした上で「徹底的に、しかし迅速に」加盟の決断を下す必要があるとの認識を示した。

ロシアと約1300キロにわたり国境を接するフィンランドは1995年、欧州連合EU)に加盟。ロシア、EU双方との関係強化を掲げてきた。最近はNATO加盟を支持する世論が急速に広がり、最新の世論調査では支持が60%を超えた。

スウェーデンも伝統的に中立を維持してきたが、NATO加盟支持の声が高まっている。領土である戦略的要衝の島はロシアの欧州内の飛び地までバルト海を挟んで約二百数十キロの至近距離にある。タイムズによると、アンデション首相も加盟を「否定するつもりはない」との考えを示した。

 


 

海外「イスラム教の断食期間(ラマダン)開始」

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イスラム教の断食期間(ラマダン)開始

現在スウェーデンには多くのイスラム教徒がすんでいます。

イスラム教徒の多くはもともと難民としてきた人です。

そうした人々はスウェーデンに来てからイスラムの教えを守り暮らしています。

 

そうしたイスラム教の中でもラマダンと呼ばれる神聖な月が約4月から5月にかけあります。

 

ナショナル・ジオグラフィックによると、ラマダンとは

イスラム暦の月のひとつで、古代アラブの暦にも登場する。ラマダンという名は、「灼熱」を意味するアラビア語の「ar-ramad」に由来する。イスラムの教えでは、西暦610年に天使ジブリール(ガブリエル)が預言者ムハンマドの前に現れ、イスラム教の聖典となるコーランの教えを授けた。「ライラ・アルカドル」(力の夜)と呼ばれるこの啓示はラマダン月に起こったとされており、ムスリムの人々は、コーランの啓示を祝うために、この1カ月間に断食を行う。 

今年のラマダンは、4月2日頃に始まり、5月2日頃にラマダン明けの大祭「イード・アル=フィトル」で終わる予定だ。イスラム暦は月の満ち欠けに基づいた太陰暦を使用しているので、太陽暦ではラマダンの開始日は毎年変わる。 

ラマダンの期間中、ムスリムの人々は、精神的に成長してアッラーの神との絆を強めるよう心がける。そのために、人々は祈りをささげ、コーランを読み、意識して無私無欲な行動をとり、うわさ話やうそ、争いを慎んで過ごす

すべてのムスリムは、ラマダンの1カ月間、日の出から日没まで断食しなければならない。断食はイスラム教の五行(五つの信仰行為)のひとつだ。ただし、病人、妊婦、旅行者、高齢者、月経中の女性は、断食を免除される。期間中に断食できなかった日があっても、年内の一定の期間または数回に分けて断食を行って、埋め合わせることができる。 

 

natgeo.nikkeibp.co.jp

 

ただこのラマダンの期間にテロも起きやすいようであり、外務省の海外安全ホームページには下記のような喚起がされています。

 

4月1日(金)頃から5月3日(火)頃は、イスラム教のラマダン月及びラマダン明けの祭り(イードに当たります。
大規模行事はテロ等の標的となりやすいことに留意し、外務省海外安全ホームページや報道等により最新情報の入手に努めつつ、安全確保に十分注意を払ってください。情報収集には「たびレジ」もご活用ください。

【内容】
1 4月1日(金)頃から4月30日(土)頃(※)は、イスラム教徒が日の出から日没まで断食を行うラマダン月に当たります。例年、ラマダン終了後には約3日間(今年は5月1日(日)頃から5月3日(火)頃)、イードと呼ばれるラマダン明けの祭りが行われます。
ラマダン月の期間は、目視による月齢観測に依拠するため、上記日程は直前に変更されることがあります。

2 大規模行事はテロ等の標的となりやすいことから、上記期間中やその前後に海外に渡航・滞在される方は十分注意してください。特に、イラク・レバントのイスラム国(ISIL)等が、過去、ラマダン月の期間にテロを呼び掛ける声明を発出していたことに留意する必要があります。

 

www.anzen.mofa.go.jp

 

ラマダンはイスラム教徒にとって非常に神聖な日ですが、この期間にテロの可能性もあるとのことなので、海外渡航の際にはどうぞご注意下さい。

 

 


スウェーデン「ロシア核搭載機がスウェーデン領空侵犯」

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スウェーデン「ロシア核搭載機がスウェーデン領空侵犯」

 

3月30日のスウェーデン民放TV4によれば、ロシアの核ミサイル搭載の戦闘機が、スウェーデンの領空を侵犯したと報じています。

 

www.tv4.se

 

このことは日本のメディアでも報じられています。

3月31日の日本経済新聞には次のように記されています。

 

【ロンドン=時事】スウェーデンの民放TV4は30日、核兵器を搭載したロシアの爆撃機が3月上旬、スウェーデンの領空を侵犯したと報じた。スウェーデン北大西洋条約機構NATO)に加盟していないが、欧州連合EU)の加盟国。ロシアはウクライナ侵攻に関連して核兵器使用をちらつかせており、核をめぐる緊張が一段と強まる可能性がある。

 

報道によると、領空侵犯があったのは3月2日。核兵器を搭載したロシアの2機の爆撃機スホイ24が、2機の戦闘機スホイ27に護衛されてバルト海に浮かぶスウェーデン南東部のゴットランド島付近を飛行した。

 

領空を侵犯したのは約1分間。スウェーデン空軍は2機の戦闘機を出動させ、ロシア機の写真を撮影した。この際に核兵器の搭載を確認したという。

 

スウェーデン軍はTV4の取材に詳細なコメントを控えた。しかし、空軍幹部は「意図的な行為で、非常に深刻だ。核兵器の使用を検討できるというシグナルだ」と述べた。

 

スウェーデンは1815年のナポレオン戦争終結以降、軍事的中立を維持している。ただ、ウクライナに対しては、ロシアによる侵攻後、防衛装備品を供給している。

www.nikkei.com


スウェーデン「ウクライナ難民受け入れ:2015年とは異なる方法で対処」

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ウクライナ難民受け入れ:2015年とは異なる方法で対処

2022年2月24日よりロシアによるウクライナ侵攻が始まりました。

現在、スウェーデンメディアでは、非常に多くの番組がウクライナ侵攻について報道しています。

 

そのウクライナ侵攻により課題の1つとなるのが難民の受け入れであります。

 

スウェーデンは2011年に始まったシリア内戦からの難民を多く受け入れました。

そのため現在のスウェーデンは非常に多くの外国人背景の人たちが増え、またそれにともない犯罪率も増加している状況です。

 

そのためこうした過去の状況もあり、ウクライナからの難民受け入れに対しての議論がされています。

 

3月29日の公共テレビSVTによると、EU移民政策を担うスウェーデンEU委員イルヴァ・ヨハンソン氏は、スウェーデン政府はEUに対して「難民の受け入れにおける責任分担は、2015年と同じにようになってはならない」と述べています。

 

またマグダレーナ・アンダーソン首相も、スウェーデンが人口の面で他の国よりもはるかに多くの難民を受け入れた2015年と同じ状況であってはならないと強調しました。

 

さらにアンダース・イゲマン移民相(S)は、

非常に大きな負担を負う国もあれば、ほとんど責任を負わない国もあります。

と責任回避する国がある事を述べています。

 

ただ2015年の状況と現在の状況には大きな違いもあります。今回、EU加盟国は一般的にウクライナからの難民の受け入れに前向きであり、また避難した多くの人々はウクライナの近隣諸国にとどまっています。

 

EU委員イルヴァ・ヨハンソン氏は、状況が2015年と同じであってはならないことに同意しますが、同時に、これまでのところこうした事実となっていることを示唆するものはほとんどないとのことです。

 

(ウクライナから)スウェーデンに来た難民はほとんどいません。私は、EUが難民受け入れ対処するのに全く欠けていると感じた2015年のときのように、そうすべきではないという強い原動力です。私は今、担当委員です。今、我々は(そうした難民受け入れ)を別のやり方で扱うつもりです。

EU委員イルヴァ・ヨハンソン氏は述べています。

 

EU移民政策を担うスウェーデンEU委員イルヴァ・ヨハンソン氏は、以前のシリア難民受け入れに問題があり、ウクライナからの難民でも同じことが起きないよう、別の方法を探っていることを語っています。

 


 

 

 

www.svt.se

スウェーデン「水際対策措置の解除(在スウェーデン日本国大使館より)」

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スウェーデン水際対策措置の解除(在スウェーデン日本国大使館より)

3月28日の在スウェーデン日本国大使館からの通知を下記に抜粋します。

 

○4月1日から、スウェーデン政府は、新型コロナウイルス感染症の流行に伴う一時的入国禁止措置を廃止します。また、検査証明書等の提示も必要なくなります。 4月1日から、スウェーデン政府は、新型コロナウイルス感染症の流行に伴いEU・EEA以外の「第三国」(日本を含みます。)に対して行っていた一時的入国禁止措置を廃止するとともに、一時的入国禁止措置を免除する事情がある場合の検査証明書等の提示義務を解除します。 4月1日から、スウェーデンにおいては、新型コロナウイルスは公衆衛生に対する脅威及び社会に対する危険とは分類されなくなります。パンデミックはまだ収束していないものの、高いワクチン接種率の実現と現在主流であるオミクロン株が重症化リスクを引き下げたことにより、新たな段階に移行したものと判断されました。

 


 

スウェーデン「コロナ情報:公共テレビSVTによる最新ニュース(3/15)」

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コロナ統計 3月15日(公共テレビSVTより)

スウェーデンの公衆衛生庁の最新の統計によると、金曜日以降コロナ感染により76人が新たに死亡したと報告されています。 スウェーデンでは合計17,874感染症で死亡しました。

 

合計で、スウェーデンでの確認されたコロナ感染数は、2,470,254に達します。これは、金曜日の最後の更新以降より、3677の増加を意味します。

 

ワクチン接種を受けた12歳以上の人々の割合は86.9パーセントに達し、84.6パーセントは2回の接種を受けました。

 

18歳以上の人々の61.4パーセントは3回のワクチン接種を受けました。

 

スウェーデンでコロナ感染により合計40の患者が集中治療室で治療されています。 

 

www.svt.se

 


 

 

デンマーク「10年以降生まれは喫煙禁止=たばこ販売で規制検討」

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デンマーク 10年以降生まれは喫煙禁止=たばこ販売で規制検討

3月16日の時事通信によれば次のように記されています。

 

デンマークのホイニケ保健相は15日、未来の世代をたばこの害から守ろうと、2010年以降に生まれた人にたばこやニコチンを含む製品の販売を禁じる措置を検討中だと発表した。

 

ホイニケ氏は「10年以降に生まれたすべての人がたばこを吸い始めないことを希望する。必要なら、対象年齢引き上げでこれらの世代への販売を禁じる用意がある」と述べた。

 

デンマークでは現在、18歳以上でなければたばこや電子たばこを購入できない。保健省によれば、15~29歳の約31%が喫煙者という。

 

www.jiji.com

 

スウェーデン「爆弾事件数は年間275件、日本のLPガス漏洩爆発事故と比較でも人口当たり122倍」

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爆弾事件数は年間275件、日本のLPガス漏洩爆発事故と比較でも人口当たり122倍

スウェーデンでは近年拳銃事件やギャングによる犯罪が増加しています。それに加え爆弾事件も増加傾向にあります。

 

1月24日のスウェーデンの公共ラジオSRの記事によると、スウェーデンでは2019年に257件爆弾事件が起きており、2018年は162件であったため、2018年と比べ60%の増加とのことです。

 

sverigesradio.se

 

日本では爆弾事件の統計がみつかりませんでしたが、経済産業省LPガスの漏洩爆発事故は2019年では26件でした。

 

スウェーデンの爆弾事件数と日本のLPガスの漏洩爆発等を直接比較はできませんが、参考までに示すと人口当たり約122倍スウェーデンの爆弾事件が日本のLPガス漏洩爆発事故より多いことになります。

 

そしてスウェーデンの場合、そうした爆弾事件にギャングメンバーが関与している犯罪事件が多く発生しています。

 

また日本では考えづらいですが、榴弾を使った爆弾事件も多く発生しているのです。

 

経済産業省「2021年事故集計表」

https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/lpgas/lpjiko/jikosyukei_2020.pdf

 

 

下記:外務省 海外安全ホームページより抜粋

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● 犯罪発生状況、防犯対策

1 犯罪状況
 2018年の犯罪統計では,スウェーデン国内で約155万件(人口約1000万人)の犯罪が報告されています。日本人に対する殺人,誘拐などの凶悪犯罪の被害報告はありませんが,旅行者などの短期渡航者をターゲットとした置き引き,スリ,窃盗及び詐欺事件等の財産犯は後を絶ちません。このため,空港,駅,ホテルのレストランや観光地等では,貴重品は携行しないか,肌身離さず携行することが必要です。
 2019年スウェーデン国内において爆弾事件が257件発生しており,2018年に比べ95件増加しています。駅,公園または大通り等の公共場所が標的となる傾向にあるため,不審人物や不審物に気がついた場合はその場から離れ,何らかの事件があっても興味本位で近づいたりしない等の自己防衛を心がける必要があります。

www.anzen.mofa.go.jp

 


スウェーデン「コロナ情報:水際対策上特に対応すべき変異株に対する指定国・地域指定から解除(在スウェーデン日本大使館より)」

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コロナ情報:水際対策上特に対応すべき変異株に対する指定国・地域指定から解除(在スウェーデン日本大使館より)

3月11日の在スウェーデン日本大使館の通知によりますと、スウェーデン水際対策上特に対応すべき変異株に対する指定国・地域の指定から解除されたと報じられています。

 

下記に在スウェーデン日本大使館の通知を記します。

 

○ 在スウェーデン大使館ホームページに掲載している「安全の手引き」を改訂しました。○ 3月10日午前0時(日本時間)から、スウェーデンは「水際対策上特に対応すべき変異株に対する指定国・地域」の指定を解除されました。1 安全の手引きの改訂 安全の手引きには、医療・衛生に関する情報や、短期渡航者向けの案内なども追加しました。 スウェーデンにお住まいの方だけではなく、短期的に滞在されている方も安全な海外生活を送るための参考として一度ご覧下さい【安全の手引き(2022年3月版)】https://www.se.emb-japan.go.jp/nihongo/anzennotebiki.pdf2 日本の水際対策措置の変更 3月10日午前0時(日本時間)から、スウェーデンは「水際対策上特に対応すべき変異株に対する指定国・地域」の指定を解除されました。これにより、日本への帰国・入国後、入国時の検査で陰性と判断された方は、検疫所長の指定する宿泊施設での3日間の待機が求められなくなります。 入国後7日間の自宅等待機を原則としつつ、ワクチン3回目追加接種完了がワクチン接種証明書により確認できる場合、自宅等待機が求められなくなります。ワクチン3回目追加接種が未了の場合は、入国後3日目以降(入国日は「0日目」です。)に自己負担により自主的に検査を受け、同検査結果が陰性であれば、当該検査結果を厚生労働省に届け出(MySOSアプリで届出)、同省がその届出を確認した後の自宅等待機は不要になります。【参考:在スウェーデン日本国大使館 新型コロナウイルス感染症対策情報】https://www.se.emb-japan.go.jp/nihongo/novel_coronavirus.html#japan

 

 

 

著書「朝日新聞に広告掲載 (3月12日):スウェーデン 福祉大国の深層」

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朝日新聞に広告掲載 (3月12日):スウェーデン 福祉大国の深層

著書「スウェーデン 福祉大国の深層」が3月12日の朝日新聞全国版の第一面広告に掲載されました。

 

日本ではよく福祉大国と報道じられるスウェーデンですが、1990年以降徐々に市場主義へ路線をシフトし、シリア紛争以降は移民もさらに増え多くの問題に直面しています。

 

また現在の戦時下にある紛争国ウクライナに例外として軍事支援をすると2月28日に発表したスウェーデン政府ですが、ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)のデータによりますと、2001年、2011年においてはロシア、アメリカを抜き人口当たり世界1位の軍事輸出国で、アフガニスタン紛争、シリア内線関係諸国にも軍事輸出をしてました。

 

そうした現在のスウェーデンの実情や社会構造をスウェーデン新聞、論文を元に調査分析し記した書籍です。

 

本書はスウェーデンの実情を記しているものの、こうした状況はスウェーデンだけでなく多くの国々でも当てはまり、各国の実情を理解・考察する上での参考にもなるはずです。

 

現在のウクライナでの戦争を考える上でも分析材料の1つにもなるかもしれません。

 

ご興味がございましたら全国大手書店・アマゾンなどにて販売してますのでご高覧ください。

 


 

 

スウェーデン「アンデション首相、Nato加盟に否定的、欧州一段と不安定に」

https://static.reuters.com/resources/r/?m=02&d=20220309&t=2&i=1593668636&r=LYNXMPEI28046&w=800

アンデション首相、Nato加盟に否定的、欧州一段と不安定に

イギリスの通信社ロイターによると、 スウェーデンのアンデション首相は8日、北大西洋条約機構NATO)加盟に否定的な見方を示したと記しています。

 

スウェーデンは軍事同盟には加入しないという外交政策を堅持してきたが、ロシアのウクライナ軍事侵攻を受け、国民や野党の間で加盟を求める声が高まっている。

 

首相は記者団に「現在の状況の中でNATOへの加盟申請を行えば、欧州を一段と不安定化させ、緊張を高めることになる」と述べ、予測可能で一貫した長期的方針を持つことがスウェーデンと欧州の安全保障にとって最善策だと確信していると強調した。

 

4日に公表された世論調査では、NATO加盟に賛成する人は51%で、1月の42%から上昇し、初めて過半数を上回った。否定派は37%から27%に減少した。